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来週は、もみ合いか。

来週は、もみ合いか。
日経平均は前場で失速しながらも、後場には改めて買いが入り、3桁の上昇で終えた。今週は、週初の12/3に直近11/8の高値2万2583円を上回った一方、下げ局面でも11/21の安値21243円は割り込まなかった。
 
雰囲気が悪かった割には、チャートが著しく崩れたわけではない。マザーズ指数も下げて終えたものの、25日線より上は保っており、何とか踏みとどまった格好。早いもので、2018年の株式市場はあと3週を残すのみとなる。
 
最終週(12/25〜28)は、月曜24日が休場で、29日が土曜日というスケジュールを鑑みると、例年以上に閑散ムードが強まると見ておいた方が良い。
 
 
今週は、大幅安となった。米中首脳会談は波乱なく通過したが、好影響は長くは続かず調整色を強める展開だった。
さらに、中国通信機器大手ファーウェイのCFO逮捕報道を受けて米中貿易摩擦激化懸念が再燃。
日経平均は4日に538円安、6日に417円安と急落が続き、センチメントが急速に悪化した。ハイテク株が下げを主導し、金利低下で銀行株なども下値模索が続く中、リスクに敏感となる地合いが続いた。
日経平均は週間では約672円の下落となり、週足では陰線を形成した。
 
 
来週は、もみ合いか。
外部要因が懸念材料となり上値を圧迫する可能性があることから、下値固めの推移で戻りの値幅は限定的となりそうだ。
11日には英国でEU離脱協定案の議会採決が実施される予定。
可決は難しいと見られているだけに、結果やその後の英国の対応次第では下を試す場面もあるかもしれない。
また、米国株に関しても、これまでは長期金利の上昇加速が警戒されていたが、今週は金利低下で下げる場面があっただけに、不安定な環境が続く可能性が高い。
一方、13日に予定されているECB理事会およびドラギ総裁の会見は、マーケットの不安を和らげるイベントとして期待できる。
翌週に米FOMCを控えていることもあり、各種材料に一喜一憂しながらも、方向感は定まりづらいと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
22309.93  200日移動平均線
22280.66  均衡表転換線(週足)
22269.13  ボリンジャー:+1σ(25日)
22266.05  均衡表雲下限(日足)
22010.25  6日移動平均線
22003.26  均衡表転換線(日足)
21973.92  25日移動平均線
21971.09  均衡表基準線(日足)
21852.13  ボリンジャー:-1σ(26週)
21684.43  均衡表雲下限(週足)
21678.72  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
21678.68  ★日経平均株価7日終値
 
21651.20  ボリンジャー:-1σ(13週)
21383.51  ボリンジャー:-2σ(25日)
21186.30  ボリンジャー:-2σ(26週)
21184.60   新値三本足陰転値
21088.30  ボリンジャー:-3σ(25日)
20753.92  ボリンジャー:-2σ(13週)
20520.47  ボリンジャー:-3σ(26週)
19856.63  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
 
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