日経ジャスダック平均は小幅続伸も上げ幅は限定的
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は小幅続伸も上げ幅は限定的
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前日の米国市場の主要3指数そろって大幅高。日本株式市場もこれを好感して始まった。1ドル=107円台まで進んだ円安基調も個人投資家のセンチメント改善につながった。
しかし、外部環境の好転による上昇分は昨日の間に相当に織り込んでいたようで、朝方こそ小高く始まったものの、上値は重かった。
個別に材料の出たUTグループやBBタワー、連日上昇が続くワークマンも買われ指数を押し上げたが、全体的には利益確定売りが出ていた。
また、米雇用統計など重要な経済指標の発表も控えており、結果を見極めたいというムードも強く、その後はこう着感の強い展開だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で357億円、売買高は5483万株。
値上がり銘柄数は293、値下がり銘柄数は274となった。
個別では、ジェイ・エスコムホールディングス、ニックスがストップ高。ETSホールディングス、サンオータスは一時ストップ高と値を飛ばした。東洋合成工業、ワークマン、コスモスイニシア、サコスなど5銘柄は年初来高値を更新。LCホールディングス、ブロードバンドセキュリティ、ブロードバンドタワー、平山ホールディングス、フルヤ金属は値上がり率上位に買われた。
一方、佐藤渡辺、ヒューマンホールディングス、日本プリメックス、大村紙業、三ッ星など6銘柄が年初来安値を更新。アストマックス、スパンクリートコーポレーション、リバーエレテック、ユークス、シンバイオ製薬は値下がり率上位に売られた。