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神経質な展開か

神経質な展開か
 
 
8日の日経平均が大幅反落。終値は前日比370円安の2万3204円で、直近安値を若干割り込み昨年12月4日以来の安値となった。前日の米株安に加え、本日寄り前にイラクの米軍基地がイランに攻撃されたニュースが飛び込み、ほぼ全面安の展開となってしまった。
日経平均は一時2万3000円の大台を割り込む場面(624円安)も。中東情勢は織り込み難の状態と化している。
 
明日9日の日経平均株価は神経質な展開か。
米イラン情勢をにらみつつ、不安定感が尾を引く可能性がある。
市場では「米イラン問題が早急に収束するかは読めず、落ち着くのを待つしかない」の見方が大勢だ。イラン攻撃を受け、トランプ米大統領は現地8日朝(日本時間同日夜)に声明を出すとしており、目先はその内容に注目が集まるだろう。
 
まだしばらくは関連報道に振り回される地合いが続くだろう。
安値は2万2951円で、大発会6日の安値2万3148円や節目の2万3000円を下回っており、あまり良い動きではない。ただ、75日線(2万2912円、8日時点、以下同じ)に接近したところで切り返しており、ローソク足では長い下ヒゲをつけている。
 
弱い中でもテクニカルの節目が意識されたことは期待の持てる材料。75日線を明確に割り込んでしまうと、26週線(2万2316円)近辺まで下押す可能性があるだけに、明日は2万3000円台を維持できるかに注目しておきたい。
 
 
■テクニカル・ポイント(8日現在)
 
25655.35  ボリンジャー:+3σ(26週)
24596.84  ボリンジャー:+3σ(13週)
24542.34  ボリンジャー:+2σ(26週)
24457.45  ボリンジャー:+3σ(25日)
24173.59  ボリンジャー:+2σ(25日)
24170.67  ボリンジャー:+2σ(13週)
23889.74  ボリンジャー:+1σ(25日)
23744.51  ボリンジャー:+1σ(13週)
23605.89  25日移動平均線
23567.43  6日移動平均線
23521.15  均衡表基準線(日足)
23459.18  均衡表転換線(日足)
23429.34  ボリンジャー:+1σ(26週)
23408.92  均衡表転換線(週足)
23322.03  ボリンジャー:-1σ(25日)
23318.34  13週移動平均線
 
23204.76  ★日経平均株価8日終値
 
23141.55   新値三本足陰転値
23100.18  均衡表雲上限(日足)
23038.18  ボリンジャー:-2σ(25日)
22912.50  75日移動平均線
22892.18  ボリンジャー:-1σ(13週)
22754.32  ボリンジャー:-3σ(25日)
22466.01  ボリンジャー:-2σ(13週)
22442.04  均衡表雲下限(日足)
22316.33  26週移動平均線
22100.94  均衡表基準線(週足)
22039.85  ボリンジャー:-3σ(13週)
21898.44  200日移動平均線
21698.33  均衡表雲上限(週足)
 
25日線を下放れたほか、13週線も割り込んで終了した。ともに下向きの5日線と25日線がデッドクロスを形成して短期的な下落トレンド入りを示唆。一目均衡表ではザラ場安値が雲中に突入したほか、転換線が基準線を下回った。遅行線は弱気シグナル発生を再開しており、形勢は弱気側に傾いている。ボリンジャーバンドでは、-2σを下回る場面があり、下値拡張トレンド延長のリスクに留意したい。
 
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