続落展開か
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【オープニングコメント】 続落展開か |
日経平均株価の予想レンジは、1万6400円−1万7100円。
NYダウ工業株30種平均は19日に前日比188ドル高と反発したものの、東京市場が休場だった20日に913ドル安と急落した。20日の米国株式は大幅に反落した動きもあり、売りが先行するとみられる。
東京五輪延期の可能性が高まったことで、売りが優勢になりそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は依然強く、リスク資産を処分する動きは引き続き相場を下押しするだろう。日経平均株価は心理的な節目の1万7000円を大きく上回る展開は想定しづらいとの声がある。20日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比480円高の1万7030円だった。
日経平均は朝方に先週末の先物を意識した水準で上げて始まっても、寄り付きの水準を維持できない可能性があるだろう。
ただ、為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(前週19日終値は109円15−17銭)と円安方向に振れている。ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同118円4−44銭)と小動き。対ドルで心理的なフシ目の110円を超える円安となったことから、一部の輸出関連銘柄には、買い戻しの動きが出る場面も期待される。
【好材料銘柄】
■BEENOS <3328>
発行済み株式数(自社株を除く)の7.7%にあたる100万株(金額で8億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月23日から4月30日まで。
■セレス <3696>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.51%にあたる50万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月25日から21年3月24日まで。
■栄研化学<4549>
新型コロナウイルスを検出する研究用試薬「Loopamp 2019-nCoV 検出試薬キット」が公的医療保険に適用。
■イマジニア <4644>
今期経常を46%上方修正。
■日本動物高度医療センター <6039>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.11%にあたる10万株(金額で1億8000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月23日から4月30日まで。
■石井表記 <6336>
今期経常は3倍増益へ。
■三櫻工業 <6584>
今期配当を2円増額修正。
■北越メタル <5446>
未定だった今期配当は48円増配。
■岩井コスモホールディングス <8707>
未定だった今期配当は75円実施。
■ITbookホールディングス <1447>
婦人服の製造販売を手掛ける三鈴の全株式をRIZAPグループ <2928> [札証A]から取得し子会社化する。取得価額は2.3億円。
■SHIFT <3697>
レオス・キャピタルワークスが19日付で財務省に提出した大量保有報告書によると、レオスの同社株式保有比率は5.12%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
【主な経済指標・スケジュール】
23(月)
【国内】
2月コンビニエンスストア売上高
《決算発表》
アークランド
【海外】
予定はありません
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。