堅調な展開か
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【オープニングコメント】 堅調な展開か |
28日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円−2万2800円。
きのう27日に下げ渋る動きをみせたことや前日の米株式市場で主要ハイテク株が反発した流れを引き継ぎ、国内でもハイテク株を中心に買いが入り相場を押し上げそうだ。新型コロナウイルスのワクチン開発の進展期待を受け、景気敏感株も底堅く推移しそうだ。
ただ、為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の前半(27日終値は105円56−58銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の後半(同123円45−49銭)と円安方向にある。対ドルでの円高の動きを警戒し、輸出関連銘柄は、軟調な動きを強いられ場面もありそう。
また、大引け後に主要企業の決算発表があり、様子見姿勢が広がる可能性もある。上値メドとしては2万2800円程度が見込まれる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比25円安の2万2665円だった。
日程面では、きょうは6月企業向けサービス価格指数が発表される。引け後に東京エレクトロンやキヤノン、日産自動車などの決算が発表される。
【好材料銘柄】
■マクニカ・富士エレホールディングス<3132>
4-6月期(1Q)経常は76%増益で着地。
■コーエーテクモホールディングス<3635>
4-6月期(1Q)経常は7.2倍増益で着地。
■ドリコム <3793>
21年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益を従来予想の3億円→6億円に2倍上方修正。
■第一三共 <4568>
英アストラゼネカとDS-1062に関するグローバル開発及び商業化契約を締結。契約一時金として10億ドルを受け取るほか、開発マイルストーンの達成で最大10億ドル、販売マイルストーン達成で最大40億ドルをそれぞれ受領する。
■SAMURAI&J PARTNERS <4764>
不動産投資型クラウドファンディングシステムのソフトウェア開発案件を受注。受注金額は2450万円。
■サンウッド <8903>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■JMホールディングス <3539>
今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■中外製薬 <4519>
上期最終が48%増益で着地・4-6月期も48%増益。
■H.U.グループホールディングス <4544>
新型コロナウイルス抗原の迅速診断キットで用いる検体処理液が、インフルエンザウイルス抗原の迅速診断キットでも使用できることを確認。
■エリアリンク <8914>
上期経常を33%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
28(火)
【国内】
40年国債入札
《決算発表》
信越化、東エレク、ファナック、HOYA、キヤノン、シマノ、日産自、オムロン、小糸製、日立金、ABCマート、日清粉G、新電工、四国電、トクヤマ、コメリ、ノエビアHD、大特鋼、産車体、吉野家HD、リコーリース、SBテクノロジ、メルコ、SHOEI、京阪神ビ、ALサービスH、四国化、ブルボン、神奈交、未来工業、エンプラス、タツタ線
【海外】
FOMC(〜7/29)
米5月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米7月消費者信頼感指数(23:00)
《米決算発表》
ビザ、イーベイ、スターバックス、インサイトコープ、ファイザー、3M、DTEエナジー、アムジェン、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ、シーゲイトテクノロジー、マクドナルド
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。