軟調な展開か
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【オープニングコメント】 軟調な展開か |
9日の日経平均株価は、軟調な展開か。
日経平均株価予想レンジは、2万9800円−3万円。
米国株は3指数がそろって下落。ダウ平均は68ドル安の35031ドルで取引を終えた。
日経平均株価はきのう8日で8連騰となり、同指数の25日騰落レシオは134.04%に上昇。過熱感が警戒されるとする120%を3日連続で超えた。短期的な過熱感が懸念されるなか、現地8日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。
また、あすのメジャーSQを前にしてはいったん利益を確定する動きも出てきやすいだろう。
ただ、直近で上昇ピッチが速かったことから、下値買いも見込まれ、下げ渋りの動きをみせる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(8日は110円24−25銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円42−46銭)とやや円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比170円安の2万9960円だった。
【好材料銘柄】
■ミライアル <4238>
上期経常が53%増益で着地・5-7月期も64%増益。
■タカトリ <6338>
パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の大口受注を獲得。受注金額は約5億円、22年9月期下期に売上計上予定。
■アイモバイル <6535>
今期経常は10%増で2期連続最高益更新へ。また、24年7月期に営業利益45億円(21年7月期は33.8億円)を目指す中期経営計画を策定。
■FRONTEO <2158>
管理医療機器販売業の届出を行い受理された。
■アルトナー <2163>
今期経常を一転5%増益に上方修正・最高益、配当も5円増額。
■ミライノベート <3528>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.00%にあたる500万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月9日から11月8日まで。
■ハウテレビジョン <7064>
上期経常が赤字縮小で着地・5-7月期は黒字浮上。
■安江工務店 <1439>
8月受注高は前年同月比14.1%増と増収基調が続いた。
■アゼアス <3161>
上期経常を2.4倍上方修正。また、クリーンルームなどの環境改善機器を提供するアメニティ・テクノロジーと業務提携。
■コーセーアールイー <3246>
上期経常は2.9倍増益で上振れ着地。
【主な経済指標・スケジュール】
9(木)
【国内】
8月マネーストック(8:50)
8月都心オフィス空室率(11:00)
8月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
《決算発表》
積水ハウス、シーイーシー、シーアールイー、ステムリム、鎌倉新書、テンポスHD、Bガレージ、グッドコムA、トーホー、ベステラ
【海外】
中国8月生産者物価指数(10:30)
中国8月消費者物価指数(10:30)
ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
米30年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。