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四題話
「四題話」
NY株式市場は下落展開。
国務長官更迭が一番の重荷となったとの解釈だ。
「余計なことを余計な時に」という声もある。
関税問題からの貿易戦争懸念も拭えてはいない。
もっとも「上昇していたハイテクセクターに利食い売りが見られたが短期的」という見方もある。
刹那的に材料視されたCPIは前月比0.2%上昇と前月の0.5%から伸びが鈍化。
年内4度目の利上げ確率が当初の28%から25%に後退した。
債券需要の後退が懸念されていた割には30年国債の入札は好調に通過。
落札比率は直接入札者が14.75%と、2015年10月以来の大きさだった。
後任の国務長官のボンベオ氏はトランプ大統領に似た反グローバル主義的との見方。
「保護主義的な貿易政策の支持者であることはドルに対するリスク」という見方からドルは下落した。
もっとも一連の「森友学園問題」で円は主要通貨に対し0.3〜0.5%下落。
小幅とは言え少なくとも円高要因にはなっていない。
というよりもほとんど世界は問題にしていないということなのだろう。
「いかに切り口を毎日変えて話をするか」という市場関係者にとって格好の材料なのかも知れない。
 
 
高値引けで今年初の4日続伸。
久々に悪くない火曜の後場だった。
そのままプラスが続けば、25日線(21665円)は水曜には上向く見通し。
その意味では分岐点だ。
3月12日の日足十字足。
13日の5日ぶりの日足陽線。
「5日安値から12日までの上昇幅の倍ならば22600円」という強気も効かれ始めた。
「森友問題は本来なら海外からの売り要因。
明らかにリスク・オフと誰もが思う地合いで株価は逆行高。
下げ相場での悪材料は買いということでダメ押し完了」という見方もある。
25日線からの乖離はプラス1.4%。
騰落レシオは101.73%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.733%。
買い方▲6.088%(前日▲7.004%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率速報で売り方▲17.77%。
(17年6月22日▲19.47%)。
買い方▲7.78%(前日▲10.16%)。
買い方相当有利のレベルだ。
3月9日時点の信用買残は386億円減少し3兆5776億円。
10年半ぶりの高水準からはかすかに低下した。
信用売残は595億円増加し8512億円と売り方はやや担がれた格好。
空売り比率は40.6%と10日連続40%台。
日経平均採用銘柄のEPSは1705円でPERは12.88倍。
PBRの1.21倍はいくらなんでも低評価だ。
もっともNY株安を反映して225先物大証夜間取引終値は日中比190円安の21610円。
現物換算で21700円台半ばのレベルだ。
昨晩の高値21925円、ドル円の107円台までは良い調子だったという怨嗟の声もあろう。
ティラーソン国務長官解任の裏側で微かな期待はOECDの景気見通し。
2018年の日本の実質経済成長率は0.3ポイント引き上げられて前年比1.5%。
世界経済の伸びも3.9%に情報修正されている。
勝手雲の下限は今日が21958円、明日は21719円まで低下する。
二段下げのあとの雲の上空飛行に移行する可能性は高い。
2月28日のマド開け水準22068円までもう一歩。
26週線(22218円)奪還の前のひとすくみの水曜だろうか。
ささやかな願いは日足の連続陽線だ。
 
市場関係者の名言。
「森友問題で相場は終わったという市場関係者を嘲笑うように、日経平均はプラス転換(笑)。
相場、痛快すぎるぞ!!
つい先日まで1番底だと慌てふためいていた市場関係者が、
今度はやはり2番底だったと強気になっております。
"やはり"って何なんだよ!もう奈落の底ですよね。
救いようがない。子供の手本にならない」。
もうひとつ。
「相場が荒れますと、専門家に意見を求めたくなります。
しかし本当に分かっていればあそこに座っておりません(笑)。
それに彼らは自分に注目を集めるのが仕事。
今回の森友問題なんて垂涎の話題でしょう。
いかに切り口を毎日変えて話をするか。
それが我々投資家の儲けに直結するかしないかは、言うまでもないでしょう(笑)。
「最終的な投資判断はご自身でお願いします。」
専門家の意見を聞いて、最終的に混乱してるのでは本末転倒もいい所です(笑)」。
そして市場関係者岡本さんの言。

若い頃、某経済研究所の経済部長に取材。
「政治が混乱していますが、株式市場への悪影響は!?」と聞いたら、
「戦後、株は上がり続けてきたけど、政治がよかったからですか!?」と切り返されました(笑)。
もちろん、政治など外部要因に影響されることは否定しませんが、相場には相場のリズムがあります。
相場のリズム自体の方が優先されます」。
 
日経朝刊からの明るい四題話。
(1)日本企業の収益力が欧米企業に迫っている。
自己資本利益率(ROE)は2017年度に10.1%%まで上昇する見通し。
1982年度以降で10%超えるのは初めてのこと。
海外市場を開拓する一方で事業の選択と集中を進め、純利益が過去最高を更新する。
米国の主要企業は約14%、欧州は約10%だ。
ROIC(投下資本利益率)が流行の兆しの今さらROEでもなかろう。
でも一応欧米をキャッチアップする方向。
「利益を増やすか、自己資本を減らせばROEは高まる。
ただ高いROEの維持は簡単ではない。
総資産に占める自己資本比率は80年代前半は20%強。
現在は40%まで上昇し欧米企業よりも10ポイント高い。
成長投資に使い切れなかった資金は株主に還元しないとROEは低下する」。
そういう逃げの解釈もあるが・・・。
(2)OECD(経済協力開発機構)が世界経済中間評価発表。
日本の2018年の実質経済成長率を17年11月の前回評価から0.3ポイント引き上げ。
前年比1.5%になると予測。
世界経済の伸びは18、19年とも3.9%前回から上方修正。
(3)世界の半導体産業では2019年も強気の装置投資続きそう。
国際半導体製造装置材料協会(SEMI)の日本法人の予測。
半導体前工程の装置投資額が19年も前年比で5%増。
4年連続で成長続けると発表。
投資額は約630億ドル(約6.7兆円)になる見込み。
(4)信用買い残(3月9日申し込み)3兆5776億円、前週比386億円減。
3週ぶり減少。
一方信用売り残は8512億円、前週比595億円増。
2週ぶり増加。売り方は苦しさを増加した格好。
 
NYダウは171ドル安の25007ドルと続落。
NASDAQは77ポイント安の7511ポイントと8日ぶりの反落。
S&P500は17ポイント安の2765ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は51ポイント高の10758ポイント。
3市場の売買高は68.9億株。
CME円建ては大証比205円安の21595円。
ドル建ては大証比150ポイント安の21650ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比190円安の21610円。
ドル円は106.55円。
10年国債利回りは2.848%。
 
◇━━━ カタリスト ━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)