兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「バクチ」
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「バクチ」
 
日経平均の権利配当落ち分の試算は155円。
TOPIXは約14イント。
気になるのは配当落ちによるTOPIX安。
日銀が12日以来となるETF買いに向かうかどうか。
基本的に日銀は配当落ちの下落は考慮しないというのが通説。
今年3月の配当落ち日にはTOPIXが前場1.68%下落で735億円のETF買い。
昨年9月の配当落ちの際は前場0.57%安で739億円のETF買い。
今日の前場の日経平均は高値引けで13円高と落ち分を埋めて8日続伸。
TOPIXは12ポイント安で0.70%の下落率。
さて今日の日銀ETF買いは?というところ。
 
「9月末の株式市場の気になる短期アノマリー」と大和のレポート。
9月末までの5日間の日経平均の騰落は過去9年間で7回マイナス。
配当権利落ち分以上の大幅安となることが多かったということになる。
ただ9月末を通過した後、年末に向けての株価は一転して大幅なプラスが多い。
 
  9月最終5日の騰落幅   9月末から年末までの騰落幅
 
2017年 △59.83   △2408.66
2016年 ▲304.19  △2664.53
2015年 ▲682.06  △1645.56
2014年 ▲32.38   △1277.25
2013年 ▲286.62  △1835.51
2012年 ▲239.84  △1525.02
2011年 △140.03  ▲244。94
2010年 ▲196.97  △859.57
2009年 ▲237.31  △413.21
 
もう一つの指摘は上半期で10%の株価上昇に期待感。
1970年度以降で日経平均が上半期に10%を超えて上昇した年度。
下半期の株価も全てのケース(10勝0敗)で上昇。
平均上昇率は14.6%。
上半期に株価が上昇しても10%未満にとどまった年度。
あるいは上半期に株価が下落した年度の下半期の平均上昇率3〜5%とは大きく差が出ている。
このアノマリーはTOPIXで観測しても当然ながら同様の傾向が見られる。
同時期の上半期に10%を超えて上昇した年度では下半期の上昇確率が9割以上(10勝1敗)。
今年、上半期の株価上昇率10%達成のためには、9月末の日経平均で23599.73円。
TOPIXで1887.93ポイントが必要だ。
 
【日経平均】
上半期10%以上の上昇(10回):下半期上昇確率100%(10勝)
同0〜10%未満(15回):同60%(9勝6敗)
同下落(23回):同65.2%(15勝8敗)
 
【TOPIX】
 
上半期10%以上の上昇(12回):下半期上昇確率91.7%(11勝1敗)
同0〜10%未満(13回):同61.5%(8勝5敗)
下落(23回):65.2%(15勝8敗)
 
 
【10月】
 
1日(月)日銀短観、紙巻きタバコと加熱式タバコの増税、上場企業の売買単位統一期限、変化日
2日(火)株安の日
4日(木)投資の日、パリ国際自動車ショー、上げの特異日
5日(金)金星逆行開始
7日(日)ブラジル大統領選挙
8日(月)体育の日で休場、NY休場(コロンブスデー)
9日(火)株安の日
10日(水)北朝鮮労働党創建73周年、株安の日
11日(木)東京築市場が豊洲に移転。変化日、大幅高の特異日
12日(金)SQ、IMF・世銀年次総会(インドネシア・バリ〜14日)、株安の日
15日(月)株高の日
16日(火)「シーテックジャパン2018」(〜19日、幕張)、上げの特異日
17日(水)変化日。株高の日
18日(木)EU首脳会議(ブリュッセル〜19日)
23日(火)変化日、明治改元から150年
24日(水)米ベージュブック
25日(木)ECB理事会
27日(土)プロ野球日本シリーズ開幕
28日(日)欧州サマータイム終了
29日(月)変化日
30日(火)日銀金融政策決定会合(〜31日)、株高の日
 
上旬:ノーベル賞発表、日経平均定期見直しのリバランス実施
中旬:世界鉄鋼協会総会(東京)
ルクセンブルグ総選挙、地方版図柄入りナンバープレート交付開始
ブレグジット交渉終了予定、京都市が宿泊税導入、アジアパラリンピック
排気ガスに国際基準の「WLTP」を導入
 
 
市場関係者さんのすごく共感するメール。

市場関係者からよく聞く安い所で買え。
ヘッジをかけろ。
半身の姿勢で。
実は全部間違いかもしれません。
市場関係者のほとんどは適正株価なんて分からないでしょう。
ヘッジも同様です。
チャートが読めない人間が仕掛けても、逆にハマったとしましても戻すタイミングが分かりません。
両建てなんて腕がなきゃ無理です。
先が読みにくい局面では半身で投資した方がいいというアドバイスもそうです。
ほとんどの投資家が100万円ぐらいで、半身で一体何が買えるのですか。
ニセモノほど耳障りの良い言葉を並べますが、実は大きな間違いかもしれません。
投資教育も完全に作られた言葉ですよね(笑)。
株式投資はバクチ以外の何物でもございません(笑)。
大幅下落企業をアナリストは成長企業と褒めちぎっていたことがしばしば。
以前を見てもオリンパス、シャープ、東芝だってあんなに取材しているのに全く分からなかったです。
いくら四季報を読んだって分からない。
天災とはいえ東電も同様です。
以上のことから、株はバクチ以外の何物でもなく、
投資なんて耳障りのいい言葉なんて使っている人間はやらないほうが良いと思います。
 
 (櫻井)
 
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