420円高と反発 海外投機筋が買い
東京株式(前引け)=420円高と反発 海外投機筋が買い
5日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前週末比420円99銭(1.11%)高の3万8474円66銭だった。
きょう前場は主力株中心に広範囲に買い戻され、日経平均は大きく切り返す展開をみせた。前日の米国株市場ではNYダウが反落、ここ11営業日で9営業日下げる調整色の強い地合いとなっている。ナスダック総合株価指数は下げたものの底堅さを発揮しており、日本株への売りを誘発するには至らなかった。前週末に日経平均は先物主導で1000円超の急落をみせたが、売られ過ぎとの見方も強いなか、きょうは空売り筋の買い戻しなどが寄与している。一時500円を超える上昇を示したものの、ショートカバーが一巡した後は上値が重い。
5日に投開票を控える米大統領・議会選挙では民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領の両候補者の支持率は僅差となっており、大接戦が予想されている。結果判明には時間がかかるとの見方も多いなかで、目先の値幅取りを狙った海外投機筋の買いが強まったようだ。
決算発表を受けた売買も目立ち、プライム市場では野村が上昇。サンリオや住友電も大幅高となった。一方、ヤマハは急落した。
本日から後場の終了時刻が30分延長されて15時30分となる。15時ジャストに決算発表を予定している企業も多いことから、15時以降の売買も活況となろう。米大統領選やFOMC開催などを控えていることで日経平均の上値は重くなると考える。後場は、取引時間中に発表される決算銘柄中心の地合いを想定する。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは前週末比19.32ポイント(0.73%)高の2663.58だった。JPXプライム150指数は反発で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8840億円、売買高は9億2551万株だった。きょうから東証の取引時間は延長となるが、前引け時点では売買代金、売買高ともに前週末を下回った。東証プライムの値上がり銘柄数は978、値下がりは599、横ばいは67だった。
業種別株価指数(33業種)は証券・商品先物取引業、非鉄金属、鉱業などが上昇。下落
個別では売買代金首位となったディスコが大幅高、前週末に急落に見舞われたレーザーテック、スクリーンHDなども買い戻す動きが優勢。このほかアドバンテストが高く9000円台復帰を目前に捉えた。住友電工、TDK、三菱ケミG、野村ホールディングスは決算が材料視されて買い優勢となったほかサンリオが大幅高、ファーストリテイリングも値を上げた。ドリームインキュベータが上昇率トップに買われ、オルガノはストップ高に買われる人気で値上がり率2位となった。
このほか、パナHD、村田製作所、デンソー、豊田通商、京セラなどが買われた。
半面、中国でピアノ事業が不振で今期純利益見通しを下方修正したヤマハが急落したほか、日本ハムも決算内容が嫌気されて売られた。サイバーエージェントは証券会社のネガティブなレポートを受けて売り優勢。三菱商事、任天堂が冴えず、リクルートホールディングスが下値を探った。また、追加の利上げ観測の高まりを背景に買われていたりそなHD、ふくおか、しずおかFGなど銀行株が売られた。三菱電機、中外製薬、塩野義製薬なども冴えない。日東紡績が急落。DMG森精機も大幅安だった。
5日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前週末比420円99銭(1.11%)高の3万8474円66銭だった。
きょう前場は主力株中心に広範囲に買い戻され、日経平均は大きく切り返す展開をみせた。前日の米国株市場ではNYダウが反落、ここ11営業日で9営業日下げる調整色の強い地合いとなっている。ナスダック総合株価指数は下げたものの底堅さを発揮しており、日本株への売りを誘発するには至らなかった。前週末に日経平均は先物主導で1000円超の急落をみせたが、売られ過ぎとの見方も強いなか、きょうは空売り筋の買い戻しなどが寄与している。一時500円を超える上昇を示したものの、ショートカバーが一巡した後は上値が重い。
5日に投開票を控える米大統領・議会選挙では民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領の両候補者の支持率は僅差となっており、大接戦が予想されている。結果判明には時間がかかるとの見方も多いなかで、目先の値幅取りを狙った海外投機筋の買いが強まったようだ。
決算発表を受けた売買も目立ち、プライム市場では野村が上昇。サンリオや住友電も大幅高となった。一方、ヤマハは急落した。
本日から後場の終了時刻が30分延長されて15時30分となる。15時ジャストに決算発表を予定している企業も多いことから、15時以降の売買も活況となろう。米大統領選やFOMC開催などを控えていることで日経平均の上値は重くなると考える。後場は、取引時間中に発表される決算銘柄中心の地合いを想定する。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8840億円、売買高は9億2551万株だった。きょうから東証の取引時間は延長となるが、前引け時点では売買代金、売買高ともに前週末を下回った。東証プライムの値上がり銘柄数は978、値下がりは599、横ばいは67だった。
業種別株価指数(33業種)は証券・商品先物取引業、非鉄金属、鉱業などが上昇。下落
個別では売買代金首位となったディスコが大幅高、前週末に急落に見舞われたレーザーテック、スクリーンHDなども買い戻す動きが優勢。このほかアドバンテストが高く9000円台復帰を目前に捉えた。住友電工、TDK、三菱ケミG、野村ホールディングスは決算が材料視されて買い優勢となったほかサンリオが大幅高、ファーストリテイリングも値を上げた。ドリームインキュベータが上昇率トップに買われ、オルガノはストップ高に買われる人気で値上がり率2位となった。
このほか、パナHD、村田製作所、デンソー、豊田通商、京セラなどが買われた。
半面、中国でピアノ事業が不振で今期純利益見通しを下方修正したヤマハが急落したほか、日本ハムも決算内容が嫌気されて売られた。サイバーエージェントは証券会社のネガティブなレポートを受けて売り優勢。三菱商事、任天堂が冴えず、リクルートホールディングスが下値を探った。また、追加の利上げ観測の高まりを背景に買われていたりそなHD、ふくおか、しずおかFGなど銀行株が売られた。三菱電機、中外製薬、塩野義製薬なども冴えない。日東紡績が急落。DMG森精機も大幅安だった。