「グレートモデレーション」
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「グレートモデレーション」 |
「グレートモデレーション」
NY株式市場で主要3指数はいずれも終値ベースで最高値を更新。
終値ベースの最高値更新はS&P総合500とNASDAQが3日連続。
NYダウは2月6日以来。
「新型コロナウイルスの感染拡大ペース鈍化の兆候から楽観ムードが高まった」との解釈。
「投資家は安全資産である債券を売る一方、米国株など他の資産を買っている」という声も聞こえる。
中国国家衛生健康委員会は「中国本土で11日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は2015人。
1月30日以来の低水準となった」と発表。
FRBパウエル議長が上院銀行委員会で証言。
「新型コロナウイルス感染拡大による影響が近く表面化する可能性を想定。
しかし11年目に突入した過去最長の米経済拡大局面が持続する可能性は大きい」とコメント。
ムニューシン財務長官も「新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な悪影響は一時的。
2020年以降も続くことはない」とコメントした。
10年国債利回りは1.636%。
2年国債利回りは1.417%。
ドイツで政治的な不透明感が増大していることからユーロは軟調。
ドル円は110円台前半。
恐怖と欲望指数は56→59。
週明けの日経平均は寄り付き56円高、終値175円高と反発。
日足は2日連続の陽線。
26週線(22725円)は上回った。
13週線(23626円)を上回っている。
SBGの奮闘が目立っただけでTOPIXは続落。
東証1部の売買代金は2兆6062円と9日連続の2兆円超。
値上がり796銘柄(前日588銘柄)。
値下がり1275銘柄(前日1434銘柄)。
新高値46銘柄(前日63銘柄)。
新安値21銘柄(前日14銘柄)。
騰落レシオは90.43(前日86.75)。
NTレシオは13.88(10月28日が13.87倍)と記録的。
サイコロは6勝6敗で50.0%。
明確に右肩上がりになった25日線(23625円)からは1.00%のプラスかい離。
200日(22146円)からは7.74%のプラスかい離。
5日線(23713円)は右肩上がり。
75日線(23448円)も5日連続で上回った。
5日線(23713円)と25日線(23625円)はゴールデンクロス。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.298% 。
買い方▲8.784%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.563%。
買い方▲15.758%。
空売り比率は40.6%で2日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は6.1%。
2月7日時点の信用売り残は699億円増の9405億円。
同信用買い残は959億円減の2兆3677億円。
日経HVは16.0、日経VIは16.31。
日経平均採用銘柄のPERは14.64倍。
EPSは1629円。
PBRは1.16倍。
BPSは20570円。
225先物採用銘柄の益回りは6.83%。
ドル建て日経平均は217.18(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は3円安の2278円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1867円(前日1780円)。
シカゴ225終値は大証日中比75円高の23945円。
高値23970円、安値23710円。
気学では「吹き値売り方針の日。前場高くても後安し」。
金曜は「前日の相場に反して動く日なり」。
ボリンジャーのプラス1σが23979円。
プラス2σが24333円だ。
一目均衡の雲の上限は23562円。
勝手雲の下限が23504円。
10日に黒くねじれた。
1月17日高値は24115円。
20日高値は24108円。
1月SQ値は23857円。
週足陽線基準は23685円。
今年3勝2敗のSQ前の木曜日。
シカゴ225先物は24000円に乗らずの戻り。
SBGの決算が影響したのかも知れない。
24000円で頭を押さえている売り物が消えればその後の上昇スピードは速いのだろうが・・・。
今年の曜日別勝敗(2月12日まで)
↓
月曜1勝4敗
火曜3勝2敗
水曜4勝2敗
木曜3勝2敗
金曜4勝1敗
NYから聞こえるのは「グレートモデレーション(大きな安定)」の言葉。
「低インフレと低成長の中で緩和的な金融環境を支えに緩やかな株価上昇継続」。
というのが定義だ。
しかも海のはるか向こうだけに新型コロナウィルスへの警戒感はアジアと温度差がある。
過去最高値を更新しているウォールストリートともたついた東京の差はここなのだろう。
それにしてもシカゴで225先物の上値を抑える動きは堅調。
フツーなら今朝は24000円台に乗せて戻ってきても良いだろう。
1月SQ値23857円、12月メジャーSQ値23895円。
ここを上抜かせたくない輩の狙いは何なのかは不明。
重要なのは一気に上抜くことなのだが・・・。
モデレーションに支配されていてはそれも叶わない。
重要なのは・・・
《兜町ポエム》
「未来へ♪」
ほら足元をみてごらん
これが株価の歩む道
ほら前を見てごらん
あれが株価の未来
そして野村監督の名言。
「若いときに流さなかった汗は、年老いて涙にかわる」だ。
水曜12日のNYダウは275ドル高の29551ドル。
NASDAQは87ポイント高の9725ポイント。
S&P500は21ポイント高の3379ポイント。
ダウ輸送株指数100ポイント高の11003ポイントと続伸。
SOX指数は1.44%上昇。
VIX指数は13.81。
3市場の売買高は約66億株(直近20日平均76.6億株)。
225先物CME円建ては大証日中比75円高の23945円。
ドル建ては大証比日中比85円高の23955円。
ドル円は110.08円。
10年国債利回りは1.636%。
2年国債利回りは1.417%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
小池酸素(6137)・・・動兆
小池酸素工業に注目する。
同社は鉄鋼、造船、建機向け厚板切断機などの機械装置と高圧ガスが中核。
ガス事業で医療機器もカテゴリー。
高圧ガスの医療用は伸長。
(兜町カタリスト櫻井)