続伸スタート、円安が支え
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、円安が支え
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7日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比51円25銭高の2万7744円90銭。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。FRBの金融引き締め策が長期化するのではないかとの見方を背景に米長期金利が上昇し、ハイテク株中心に売りがかさむ展開でナスダック指数の下げが相対的に大きくなった。
東京株式市場でもこの流れを受け日経平均の上値が重い展開を強いられそうだが、一方で外国為替市場ではドル高・円安の動きが強まっており、これがハイテク株や自動車セクターには追い風材料となる。
百貨店などリオープン(経済再開)関連の一角も高い。
一方で上値は重い。JFEが今期の純利益見通しを引き下げて大幅安となっており、ほかの鉄鋼株にも売りが目立っている。日経平均は前日まで4日続伸して昨年12月半ば以来の高値水準にあったため、いったん利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすい面もある。
日経平均は前日終値をはさんだ狭いゾーンでの値動きが予想される。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、日産自や三菱自が高い。ヤマトHDやアステラスも上昇している。半面、ジェイテクトやNTNが売られている。カシオやソニーGも安い。