売り優勢、アジア市場軟化などが重荷
東京株式(前引け)=売り優勢、アジア市場軟化などが重荷

18日午前の日経平均株価は続落し、前日比236円92銭安の2万9451円41銭で終えた。
前日の米国株市場が軟調だったこともあって主力株をはじめ広範囲に売りに押される展開となり、日経平均は下値を探る動きとなった。一時下げ幅は280円強まで広がる場面があった。これまで全体相場を牽引してきた半導体関連などに利益確定の売りが出たほか、中国・香港などアジア株安で市場のセンチメントが悪化した。
主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落した。東京株式市場でも上昇が目立っていた値がさの半導体関連銘柄の一角が売られ、指数を下押しした。
バイデン米大統領が17日に日本や中国などに石油の戦略備蓄の放出を要請したと伝わった。この報道を受けて原油先物価格が下げており、鉱業や石油元売りのほか、ゴムや繊維といった素材関連の売りに波及した。資源価格の下落や米国の港湾混雑の解消に向けた動きなどもあって、海運株は大きく下げた。
足元では国内主要企業の決算発表がほぼ終わったうえ、株価に影響を与えそうな目先のイベントは少ない。市場では「海外投資家の日本株買いが戻らない中、信用買いを増やしていた個人投資家による売りに押されやすくなっている」との見方があった。
JPX日経インデックス400は続落した。東証株価指数(TOPIX)も続落し、午前終値は0.52%安だった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3362億円、売買高は5億7146万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1524と、全体の約7割を占めた。値上がりは536、変わらずは118だった。

業種別株価指数(33業種)は鉱業、海運業、石油・石炭製品などが下落。上昇はサービス業、精密機器、機械など。
個別では、レーザーテックが安く、東京エレクトロンも軟調。ソフトバンクグループも大きく下げた。ファーストリテイリング、ブリヂストン、川崎汽船が下落したほか、エーザイは8%超下落。エイチームが急落、トリドールホールディングスも大幅安。古河電池も大きく利食われた。
半面、リクルートホールディングスが商いを伴い高く、キーエンス、村田製作所などもしっかり。サイバーエージェントが高く、メガチップスはストップ高に買われた。楽天グループ、TDK、木村化工機は上昇した。
東証2部株価指数は前日比48.78ポイント安の7645.37ポイントと続落した。
出来高は2億0531万株。値上がり銘柄数は127、値下がり銘柄数は248となった。
個別では技研ホールディングス、大盛工業、エスビー食品、STIフードホールディングス、北日本紡績など17銘柄が年初来安値を更新。理経、ゼット、FDK、松尾電機、オプティマスグループが売られた。
一方、川上塗料、タカトリ、岡野バルブ製造、セコニック、クレステックなど6銘柄が年初来高値を更新。青山財産ネットワークス、ピーエイ、SDSホールディングス、サンユウ、マーチャント・バンカーズが買われた。

18日午前の日経平均株価は続落し、前日比236円92銭安の2万9451円41銭で終えた。
前日の米国株市場が軟調だったこともあって主力株をはじめ広範囲に売りに押される展開となり、日経平均は下値を探る動きとなった。一時下げ幅は280円強まで広がる場面があった。これまで全体相場を牽引してきた半導体関連などに利益確定の売りが出たほか、中国・香港などアジア株安で市場のセンチメントが悪化した。
主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落した。東京株式市場でも上昇が目立っていた値がさの半導体関連銘柄の一角が売られ、指数を下押しした。
バイデン米大統領が17日に日本や中国などに石油の戦略備蓄の放出を要請したと伝わった。この報道を受けて原油先物価格が下げており、鉱業や石油元売りのほか、ゴムや繊維といった素材関連の売りに波及した。資源価格の下落や米国の港湾混雑の解消に向けた動きなどもあって、海運株は大きく下げた。
足元では国内主要企業の決算発表がほぼ終わったうえ、株価に影響を与えそうな目先のイベントは少ない。市場では「海外投資家の日本株買いが戻らない中、信用買いを増やしていた個人投資家による売りに押されやすくなっている」との見方があった。
JPX日経インデックス400は続落した。東証株価指数(TOPIX)も続落し、午前終値は0.52%安だった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3362億円、売買高は5億7146万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1524と、全体の約7割を占めた。値上がりは536、変わらずは118だった。

業種別株価指数(33業種)は鉱業、海運業、石油・石炭製品などが下落。上昇はサービス業、精密機器、機械など。
個別では、レーザーテックが安く、東京エレクトロンも軟調。ソフトバンクグループも大きく下げた。ファーストリテイリング、ブリヂストン、川崎汽船が下落したほか、エーザイは8%超下落。エイチームが急落、トリドールホールディングスも大幅安。古河電池も大きく利食われた。
半面、リクルートホールディングスが商いを伴い高く、キーエンス、村田製作所などもしっかり。サイバーエージェントが高く、メガチップスはストップ高に買われた。楽天グループ、TDK、木村化工機は上昇した。
東証2部株価指数は前日比48.78ポイント安の7645.37ポイントと続落した。
出来高は2億0531万株。値上がり銘柄数は127、値下がり銘柄数は248となった。
個別では技研ホールディングス、大盛工業、エスビー食品、STIフードホールディングス、北日本紡績など17銘柄が年初来安値を更新。理経、ゼット、FDK、松尾電機、オプティマスグループが売られた。
一方、川上塗料、タカトリ、岡野バルブ製造、セコニック、クレステックなど6銘柄が年初来高値を更新。青山財産ネットワークス、ピーエイ、SDSホールディングス、サンユウ、マーチャント・バンカーズが買われた。