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来週も堅調展開か。

来週も堅調展開か。
26日の日経平均は反発。252円29銭高の2万2512円08銭(出来高概算11億3700万株)で取引を終えた。米当局がボルカールールの緩和を承認したことを受けた金融株主導による米国市場の上昇の流れを受け、買い優勢の相場展開となった。2万2400円を回復して始まった日経平均は、前引け間際には2万2500円を回復し、後場寄り付き後には一時2万2589円14銭まで上げ幅を広げる場面もみられた。その後は週末要因もあってこう着感が強まっていたが、2満2500円をキープして終えており、前日の下落部分を吸収する格好となった。
 
今週は上下に振れたが週間では上昇。
新型コロナウイルスの感染者数増加への警戒がくすぶる中、米国株や米株先物、為替動向などに神経質となった。ただ、足元の地合いの良さから、大きく下げる局面では買いも入り、下値の堅さも印象付けられた。
久々のIPOは活況となり、新規上場銘柄の初値は大きく押し上げられた。週を通して方向感は定まらなかったものの、週後半には米金融株高を好感した買いが入り、週間では小幅なプラスとなった。
日経平均は週間では約33円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
来週も堅調展開か。
今週同様、経済活動再開による景気回復期待と新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念の両方を意識しながらの地合いが続くと考える。
ただ、来週は米国市場では週末3日が休場で、6月米雇用統計の発表が2日の木曜となり、東京市場では3日にこの結果を消化する。先月5月分がポジティブサプライズとなり、米国株の大幅高を促したことから、発表を前にしては、警戒よりも期待の方が勝ると考える。
 
雇用統計の結果が市場の失望を誘う可能性もあるが、前月分が良かったため、暴落を招くような状況にはなりづらいだろう。月末、月初を挟む週で、米雇用統計以外でも日米で経済指標の発表は多く、国内では日銀短観なども注目される。このところは特に米国で指標の改善が多く確認できていることを鑑みると、各種の材料にポジティブに反応する場面が多くなると予想する。
当面は2万2000円台の往来相場となりそう。来週は東京の感染増を横にらみしながらの神経質な相場展開となることが予想される。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
24028.25  ボリンジャー:+3σ(25日)
23685.56  ボリンジャー:+2σ(13週)
23455.50  ボリンジャー:+1σ(26週)
23454.24  ボリンジャー:+2σ(25日)
22880.23  ボリンジャー:+1σ(25日)
22863.73  新値三本足陽転値
22754.93  均衡表雲上限(週足)
 
22512.08  ★日経平均株価26日終値
 
22461.88  6日移動平均線
22306.23  25日移動平均線
22296.69  均衡表転換線(日足)
22178.93  ボリンジャー:+1σ(13週)
21841.83  200日移動平均線
21760.42  均衡表基準線(日足)
21732.22  ボリンジャー:-1σ(25日)
21666.25  均衡表雲下限(週足)
21298.02  均衡表転換線(週足)
21288.04  26週移動平均線
21158.21  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
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