来週も堅調展開か。
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来週も堅調展開か。 |
日経平均は週初から水準を切り上げると、26日には取引時間中の年初来高値を更新した。高値警戒感が強まったことからその後の上値は重くなった。
また、トランプ大統領が香港人権法案に署名したことで米中交渉への楽観的な見方が後退してからは、売りに押される場面も増えた。
しかし、為替市場で円安が進んだことが下支えとなり、週間では上昇を達成した。米国株が感謝祭休場を挟む週であったため、商いは低調となった。日経平均は週間では約181円の上昇。週足ではほぼ横ばいに近いものの、3週ぶりに陽線を形成した。
また、出遅れ感のあったマザーズ指数に関しては、強含む動きが見られた。
来週も堅調展開か。米中交渉関連のニュースに一喜一憂する地合いは続くだろうが、米国の年末商戦に関するニュースも多く出てくると予想される中、楽観ムードが優勢になると予想する。
直近で発表された米国の7-9月期GDP改定値や10月耐久財受注などは良好な内容となり、米国株高やドル高(円安)を促した。来週も米国では11月ISM製造業および非製造業の景気指数、10月製造業受注など注目の指標発表が多い。これらが安心感のある内容となれば、米国株の上昇にも寄与すると見込まれる。悪かった場合でも、金融緩和継続期待が高まることから、大きく崩れる展開にはなりづらいと考える。
2万3500円以上を買う明確な主体は表われず、下値は買うけど上値は追えないと見る向きは多いのでしょう。その下値は25日移動平均線が2万3198円にあり来週の相場を支えるラインと見ることができる。来週も同線と2万3500円の間がコアレンジとなり、日柄をかけた値固めの展開が続くことになるだろう。
■テクニカル・ポイント(29日現在)
24599.31 ボリンジャー:+3σ(13週)
24413.28 ボリンジャー:+3σ(26週)
23876.47 ボリンジャー:+2σ(13週)
23828.44 ボリンジャー:+3σ(25日)
23618.60 ボリンジャー:+2σ(25日)
23535.77 ボリンジャー:+2σ(26週)
23520.01 新値三本足陽転値
23408.76 ボリンジャー:+1σ(25日)
23319.97 6日移動平均線
23293.91 ★日経平均株価29日終値
23198.92 25日移動平均線
23167.39 均衡表転換線(日足)
23156.20 均衡表基準線(日足)
23153.62 ボリンジャー:+1σ(13週)
22989.09 ボリンジャー:-1σ(25日)
22779.25 ボリンジャー:-2σ(25日)
22658.27 ボリンジャー:+1σ(26週)
22569.41 ボリンジャー:-3σ(25日)
22442.04 均衡表転換線(週足)
22430.78 13週移動平均線
22036.72 均衡表雲上限(日足)
22000.16 75日移動平均線
ローソク足は長めの陰線を引いて終了。終値が5日線を下回ったこともあり、売り圧力の強さを確認する形となった。ボリンジャーバンドでは+1σを下放れ、終値が中心線に接近して調整色を強めた。
RSI(14日ベース)は47.08%(昨日52.16%)と10月11日以来およそ1カ月半ぶりに中立圏中央の50%を下回って終了。目先はRSIの-1σ側への調整圧力が継続して株価を圧迫する展開が予想される。