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大幅安、一時500円安 先物のポジション調整売り
東京株式(前引け)=大幅安、一時500円安 先物のポジション調整売り
23日午前の日経平均株価は大幅反落した。午前の終値は前日比494円77銭安の2万2120円05銭だった
 
きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が強まった。
前日のNYダウが反落、イタリアの財政不安などを背景に欧州株市場も総じて下げており、東京市場でも買い手控えムードが強まった。
 
取引時間中は、中国や香港、韓国などアジア株市場が下げたことや外国為替市場でドル安・円高に振れたことも投資家心理を冷やした。
また、国内主要企業の4〜9月期決算発表の本格化を控えて押し目買いを入れる投資家が少ないなか、東証株価指数(TOPIX)が3月23日に付けた年初来安値を下回り、トレンド追随型の投資家による株価指数先物への売りを促したことも相場下落に拍車をかけた。
日経平均はアルゴリズム売買などの影響もあって、下げ幅を急速に広げ一時500円超の下げをみせる場面もあった。
 
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1005億円、売買高は6億2742万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の9割超となる1951、値上がりは111、変わらずは46銘柄だった。
 

業種別株価指数では、33業種すべて下落。特に金属製品、ガラス・土石製品、海運業、建設業の下げが目立った。
 
 
個別では、ソフトバンクグループ、任天堂やファナックなどの値がさ株が安く、日立やキーエンスは連日で年初来安値を更新し、ソニー、コマツも下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売り優勢。LIXILグループが値下がり率トップに売られ、日立化成、新川なども大きく下げた。
 
半面、トヨタ自動車が頑強な値動き。LIFULLは一時ストップ高に買われ、キリンHD、大陽日酸、ソフトブレーンなども高い。
 
 
東証2部株価指数は前日比72.67ポイント安の7193.05ポイントと6日ぶり反落した。
出来高4541万株。値上がり銘柄数は108、値下がり銘柄数は286となった。
 
個別では、田辺工業、三光マーケティングフーズ、セイヒョー、ダイトーケミックス、ソフト99コーポレーションなど12銘柄が年初来安値を更新。TBグループ、ファーマフーズ、プレミアグループ、トーヨーアサノ、パシフィックネットが売られた。
 
一方、エスティックが一時ストップ高と値を飛ばした。マックスバリュ東北、システム情報、京進、インテリジェント ウェイブ、ダイベアなど6銘柄は年初来高値を更新。クロスキャット、阪神内燃機工業、パス、明治機械、はごろもフーズが買われた。


 
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