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57円高と続伸、GDP増を好感
東京株式(前引け)=57円高と続伸、GDP増を好感
20日午前の日経平均株価は続伸した。前週末比57円75銭高い2万1307円84銭で前場を終えた。米中貿易摩擦への警戒感は消えず、東証株価指数(TOPIX)は0.91ポイント安の1553.34とさえなかった。
 
前週末の米国株市場は軟調だったものの、外国為替市場で1ドル=110円台前半まで円安に振れたほか、朝方発表の1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は市場予想に反して2四半期連続のプラス成長となり、買いが先行した。不動産や陸運業など内需関連の上げが目立った。
日経平均は朝方に上げ幅を180円近くまで広げる場面があった。「GDPの数字に機械的に反応する買いや買い戻しが入った」という。
 
ただ、前場のTOPIXはマイナス圏で推移する時間が長く、東証1部全体の騰落状況も寄り付き直後を除けば下落銘柄が上昇を上回って推移。日本株全体に買いが広がったわけではない。
今回のGDPについては「輸入の落ち込みが外需にプラスに働いた面が強く、表面上は強いが、内容はあまり良くない」といった見方が多い。中国・上海株式相場の下落も重荷になった。
 
JPX日経インデックス400に反落した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で9708億円、売買高は6億1175万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は758、値下がり銘柄数は1284、変わらずは98銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、不動産業、陸運業などが上昇。鉄鋼、電気機器、機械などは下落した。
 
 
個別では、任天堂ソフトバンクグループ(SBG)やユニファミマが堅調、ファストリが上昇し、1銘柄で日経平均を20円強押し上げた。武田薬品工業、資生堂も上昇した。ダイキンやテルモ、スズキも上昇した。レオパレス21が商いを伴い大幅高、キューブシステム、シグマクシス、クリーク・アンド・リバー社も値を飛ばした。CARTA HOLDINGSも高い。
 
半面、ソニーが軟調、ZOZOも売りに押された。第一三共やエーザイも下げた。
安川電機、キーエンス、東京エレクトロン、信越化、ファナックが下落した。TYKが急落、ジャパンディスプレイも下値を探った。
 
東証2部株価指数は前週末比17.32ポイント安の6713.98ポイントと反落した。
出来高1813万株値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は197となった。
 
個別では、森組、アイスタディ、アイケイ、クロスプラス、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートなど18銘柄が年初来安値を更新。光陽社、中央ビルト工業、天昇電気工業、パレモ・ホールディングス、SECカーボンが売られた。
 
一方、エプコ、北海道コカ・コーラボトリング、北日本紡績、東亜石油、都築電気など6銘柄が年初来高値を更新。フュートレック、リミックスポイント、JFEコンテイナー、ぷらっとホーム、ハリマ共和物産はが買われた。
 
 
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