波乱の展開か
【オープニングコメント】 波乱の展開か |
23日の日経平均株価は波乱の展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3400円−2万3600円。
前日に約8割の銘柄が下落したが、きょうは米株高を受け投資家心理が改善し、広範囲に買い戻しを誘う展開が想定される。ただ上値も重そうで、前場取引時間中に次期米大統領候補による公開討論会が開催されることから、この結果次第で不安定な動きとなることも予想される。模様眺めムードが広がりそうで、時間外取引での米株価指数先物の動きに左右される場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(22日終値は104円54−55銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の後半(同123円99銭−124円03銭)と落ち着いた動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比80円高の2万3580円だった。
日程面では、9月の全国消費者物価指数(CPI)。海外では10月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値。10月のユーロ圏PMI速報値など。なお、タイ市場は休場となる。日本時間午前10時から次期米国大統領候補2人による公開討論が予定されている。
【好材料銘柄】
■ベネフィット・ワン <2412>
上期経常を一転18%増益に上方修正・最高益更新へ。
■オイシックス・ラ・大地 <3182>
今期最終を2.1倍上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■ネクソン <3659>
日経平均株価の構成銘柄に10月29日から採用。ファミリーマート <8028> が除外となる。
■ドリコム <3793>
上期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ニッポン高度紙工業 <3891>
今期経常を一転96%増益に上方修正。
■さくらケーシーエス <4761>
上期経常を92%上方修正。
■横河ブリッジホールディングス <5911>
上期経常を51%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ほくほくフィナンシャルグループ <8377>
上期経常を一転3%増益に上方修正。
■東和銀行 <8558>
22日夕方の日本経済新聞電子版で「SBIホールディングス(HD)は群馬県の東和銀行と資本提携する方針を固めた」と報道。会社側はSBIホールディングス <8473> との間で業務提携強化を検討していることは事実であるが、開示すべき事実が発生した場合は速やかに開示するとコメント。
■イルグルム <3690>
前期経常を37%上方修正、配当も0.2円増額。
■中外製薬 <4519>
1-9月期(3Q累計)最終が38%増益で着地・7-9月期も25%増益。
■エステー <4951>
今期経常を一転微増益に上方修正。
■栗田工業 <6370>
今期税引き前を一転5%増益に上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
23(金)
【国内】
9月全国消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
富通ゼネ、キヤノンMJ、東製鉄、沖縄セルラー、京阪神ビ、菱鉛筆、カワチ薬品、モーニングスタ、サーティワン、岩井コスモ、アクシーズ、ブルドック、伊勢化、モバファク
【海外】
《米決算発表》
アメリカン・エキスプレス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。