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22円高と反発 朝高後は伸び悩む
東京株式(前引け)=22円高と反発 朝高後は伸び悩む

7日午前の日経平均株価は小幅に反発した。午前終値は前日比22円40銭高の2万1524円02銭だった。
 
朝方は、買いが先行した。6日のNYダウが大幅下落後に急速に下げ渋ったことで投資家の不安心理がいったん後退。直近3日続落(合計1073円安)の反動もあって自律反発の動きとなり、前場早々に2万1734円94銭(前日比233円32銭高)まで上昇した。
外国為替市場で円高が一服したことや、取引時間中はアジア株が堅調に推移したことも投資家心理改善につながった。
 
ただ週末で、米雇用統計などの重要経済指標を控え、上値も重い。一時2万1506円45銭(同4円83銭高)まで押し戻された。
その後の戻りは鈍く、前引けにかけて小高い水準で停滞した。
 
市場からは「NYダウが急落後に大きく下げ幅を縮小し、本来なら日本株市場は元気を出していいところだが、なんと言っても海外投資家の買いの手が伸びていない。ファーウェイ問題を引きずり、週末の米雇用統計などイベントを控え、様子見気分が強い」との声が聞かれた。


東証1部の出来高は6億6174万株、売買代金は1兆1382億円。騰落銘柄数は値上がり763銘柄、値下がり1265銘柄、変わらず94銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)では、陸運業、小売業、サービス業の上昇が目立つ一方、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属などが下落した。


個別では、ファーストリテイリングは上げ幅を拡大し、日経平均を押し上げている。ユニー・ファミリーマートホールディングスも高い。第一三共やエーザイ、小野薬など医薬品株の一部が高い。資生堂も堅調。バリューコマースが急伸、アルヒ、クラボウも大幅高。ラウンドワン、MonotaROも買われた。

半面、武田薬品工業が軟調、トヨタ自動車も冴えない。東京エレクトロン、TDKも売りに押された。トリケミカル研究所、鳥居薬品が大きく下げたほか、古河電気工業、タダノも下落した。第一生命HDやMS&AD、三井住友FGなどが下げ幅を広げた。
 
東証2部株価指数は前日比2.84ポイント安の7000.12ポイントと4日続落
した。
値上がり銘柄数は166、値下がり銘柄数は223となった。
 
個別では、カワニシホールディングス、ストリーム、Oak キャピタル、日本製麻<3306>、スガイ化学工業など22銘柄が年初来安値を更新。大和自動車交通<9082>、アピックヤマダ、アイケイ、東京衡機、東亜石油が売られた。
 
一方、サンセイ、東海汽船が年初来高値を更新。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、やまみ、インスペック、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、PALTEKが買われた。
 
 
 
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