続伸スタート、米ハイテク株高受け
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【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、米ハイテク株高受け
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24日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比244円39銭高の2万7150円43銭。取引時間中に節目の2万7000円台を回復するのは2022年12月20日以来およそ1カ月ぶり。
前日は欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場でも半導体セクターをはじめハイテク株が大きく上値を伸ばし全体指数を押し上げた。
東京株式市場でもこの流れを引き継いでリスクを取る動きが継続している。日経平均は寄り付き時点でフシ目の2万7000円大台を回復した。
米長期金利の上昇を背景に、外国為替市場では一時1ドル=131円近辺まで円安が進んだことも輸出セクターを中心にプラス材料となっている。ただ、2万7000円台前半は戻り売り圧力も予想され、米株価指数先物の動向をにらみつつ買い一巡後の値動きが注目されるだろう。
主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5%高となるなど、東京株式市場でも東エレクやアドテストなど関連銘柄への買いが波及している。
円相場の上昇一服から採算悪化に対する過度な懸念が後退し、輸出関連株の上昇も目立つ。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ファナックや信越化、スクリンが上昇している。GSユアサや三菱電、太陽誘電も高い。一方、オリンパスやエーザイ、DOWAが安い。