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反発、米株上昇を好感
【市況】東京株式(寄り付き)=反発、米株上昇を好感
【寄り付き概況】

週明け16日午前の日経平均株価は前営業日比266円82銭高の2万5652円69銭と、反発して始まった。
前週末の米国株市場ではワクチン開発期待などを背景にリスク選好の流れとなり、NYダウが約400ドル高で大きく切り返したほか、ナスダック総合指数やS&P500指数も反発した。S&P500指数は過去最高値を更新している。
これを受けて東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲に買いが入る形となっている。新型コロナウイルス感染が再加速していることへの警戒感は高まっているものの、株式市場への影響は限定的。きょうは前週12日に終値でつけた2万5520円の年初来高値を上回り再びバブル後高値更新が視野に入りそうだ。
 
日本の7〜9月期国内総生産(GDP)速報値の改善が確認できたとの見方も追い風になっている。
内閣府が16日の寄り付き前に発表した7〜9月期の実質GDPは前期比年率で21.4%増と、民間予想の中央値(18.9%増)を上回った。28.8%減だった4〜6月期を底に大幅に持ち直したことで、市場に安心感が広がっている。
 
日本など15カ国は15日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名した。対中輸出の工業品の関税撤廃率を20年かけて86%に広げるなど、域内での自由貿易体制が拡大することへの期待感も株価を下支えしている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
 
個別では米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と組んでスーパー大手の西友に出資すると発表した楽天は上昇している。トヨタ、ソフトバンクG、ファナックが高く、ファーストリテ、東エレク、TDK、テルモが買われている。社長交代や会社体制の変更を発表したパナソニック、配当据え置きを発表した日本郵政も高い。
 
半面、NTTは軟調。武田、エーザイが安い。ZHDも下げている。
 
 
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