マザーズ市場展望
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マザーズ市場展望 |
マザーズ指数は16日に1320ポイント、取引時間中の高値では1340ポイントまで上昇したが、それを目先の天井に調整に転じている。
ただ、25日線にタッチした19日は下値買いも入っており、新興市場の主力銘柄は新型コロナウイルス環境に対応したビジネスを展開する企業が多く、業績面への期待感はまだ強い。
新興市場も目先、調整局面にある。世界的な過剰流動性相場に乗って投資家心理が改善し、マザーズ市場も底上げが進んでいたが、今週から利益確定売りが先行した。
東証1部市場ほど外国人投資家、機関投資家が参戦できる銘柄が少ない新興市場はマインドに影響を受けやすく、下値不安が強まっている。
ただ、基本的なトレンドに変化は出ないとみられ、マザーズ指数でみれば下はあって75日移動平均線程度まで。早ければ来週中に反転の動きが出てくるとみる。
コロナ・ショックからの復調ではなく、コロナをきっかけとした成長加速が手掛かりとなっているため、息の長い上昇相場を期待できる銘柄が多い。
また、IPO(新規上場)が活況。投資家の関心が高まっていることで、新興市場の置かれる環境は悪くない。来週もIPOが続くため、活発な売買が期待されるだろう。