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481円高と大幅続伸 2万1000円台に上昇
東京株式(前引け)=481円高と大幅続伸 2万1000円台に上昇
5日前引けの日経平均株価は3日続伸した。前日比481円94銭高の2万1131円08銭で取引を終了した。8月2日以来、1カ月ぶりの水準に上昇した。
 
香港情勢や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱が収束に向かうとの見方から、世界景気の先行きに対する楽観的な見方が急速に広がった。
 
香港の大規模デモや英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる政治的混乱が収束に向かうとの期待感から前日の欧米市場で株価が上昇した流れを引き継ぎ、東京株式市場も押し目買いや買い戻しが優勢で寄り付いた。
 
その後、中国の国営新華社通信などが、米中両国が閣僚級の通商協議を10月に再開すると報じると、買い物が急速に増え、上げ幅は500円を超える場面があった。
 
海運や機械、精密機器、電気機器などが大幅高となり、東エレクやアドテストなど半導体関連や株価指数先物の値上がりが目立った。
 
市場では「株価の上昇幅が大方の市場参加者の想定より大きく、売りポジションを一斉に手じまう流れになった」との見方が出ていた。
 
東証株価指数(TOPIX)は31.91ポイント高の1538.72、JPX日経インデックス400も反発し、ともに1カ月ぶりの高値水準を付けた。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1810億円、売買高は6億5148万株だった。値上がり銘柄数は2006と、全体の9割超を占めた。値下がり111、変わらず29だった。
業種別株価指数は、電気機器を中心に輸送用機器、銀行業、サービスなど全33業種が上昇した。
 
個別では、ソニーが商いを伴い高く、安川電、川崎汽が高い。東京エレクトロン、アドバンテストも値を飛ばした。エムスリーが急伸、村田製作所も大きく買われた。アトラが一時ストップ高、KLabも物色されタツモも大幅高となっている。
 
半面、任天堂、ZOZO、カカクコム、コムシスHDが安い。味の素や協和キリン、東京ドーム、enish、サイバーエージェントなども売られた。
 
東証2部株価指数は3日ぶり反発した。前日比47.32ポイント高の6379.88ポイントだった。
出来高6112万株。値上がり銘柄数は291、値下がり銘柄数は84となった。
 
個別では、ダイトーケミックスが一時ストップ高となった。明豊ファシリティワークス、ミダック、天昇電気工業は年初来高値を更新した。パス、アオイ電子、三精テクノロジーズ、村上開明堂、ユーピーアールが買われた。
 
一方、南海辰村建設、日本リーテック、魚喜、リヒトラブ、ソマールなど6銘柄が年初来安値を更新した。ウインテスト、エヌリンクス、ショクブン、ダイハツディーゼル、昭和飛行機工業が売られた。
 
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