日経ジャスダック平均は反落、ハイテク株中心に売り
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反落、ハイテク株中心に売り
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米中貿易摩擦の長期化懸念を背景とした米国株安などから投資マインドが悪化し、個人投資家も売りに傾いた。
中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)制裁の影響拡大は製造業が多いジャスダック市場のハイテク関連株を中心に波及した。
為替が円高方向に進んだことも投資意欲を減退させたようだ。ただ、好業績見通し銘柄は改めて蒸し返されたほか、値動きの軽い低位株中心に個人投資家の資金がシフトしたことで、全般は小幅な下げにとどまっていた。
市場では「一部半導体関連銘柄で売りが散見される。米中のテクノロジー覇権をめぐる騒動に巻き込まれている」との見方があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で378億円。売買高は1億2112万株。
値上がり銘柄数は221、値下がり銘柄数は388となった。
個別では、クルーズ、ブロッコリー、久世、エフティグループ、ZOAなど32銘柄が年初来安値を更新した。santec、小田原機器、地域新聞社、ケア21、倉元製作所が売られた。
一方、フジタコーポレーション、イメージ情報開発がストップ高となった。ヨシタケは一時ストップ高となった。ルーデン・ホールディングス、幼児活動研究会、シイエム・シイ、日本エス・エイチ・エル、オリコンなど12銘柄は年初来高値を更新した。マジェスティ ゴルフ、石垣食品、高見沢サイバネティックス、ODKソリューションズ、幸和製作所が買われた。