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「順張り逆張り」
「順張り逆張り」

「順張り逆張り」
 
 
水曜のNY株式市場で主要3指数は反発。
前日の下落分を取り戻した。
「ロックダウン(都市封鎖)措置からの速やかな経済回復やFRBによる追加刺激策などへの期待が高まった」という背景。
日替わりの解釈にしか過ぎないが楽観が勝っただけのことだ。
フェイスブックとアマゾンが過去最高値を更新。
NASDAQは終値ベースで3カ月ぶりの高値水準を回復。
2月19日の過去最高値に4.5%のところまで迫った。
10年国債利回りは0.689%。
2年国債利回りは0.168%。
独仏による新型コロナウイルス復興基金創設の提案を受けユーロに買いが継続。
ドルは対ユーロで約2週間ぶりの安値を付けた。
ドル円は107円台半ば。
恐怖と欲望指数は48→53と50ポイント台回復。
Fear→Neutralとなった。
 
水曜の日経平均は寄り付き21円高、終値161円高と4日続伸。
4日続伸は4月6日以来。
日足は2日ぶりの陽線。
これで水曜は9勝9敗。
5月11日ザラバ高値20534円は完璧に上抜けた。
3月6日のマド(20613円)は昨日同様ヒゲで埋めた。
3月6日(20749円)以来の高値を連日で更新。
4日連続の上昇は4月3日→8日以来、およそ1カ月半ぶり。
キーエンスが時価総額は9兆9034億円でドコモを抜き時価総額2位になったのは特徴的だった。
マザーズ指数は年初来高値更新。
時価総額は6兆2846億円と東証2部指数を上回った。
「コロナ時代で成長期待。IT・医療に資金流入」という見方だ。
東証1部の売買代金は2兆1730億円。
値上がり1395銘柄(前日1678銘柄)。
値下がり682銘柄(前日426銘柄)。
新高値57銘柄(前日47銘柄)。
新安値銘1銘柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは121.38(前日118.52)。
NTレシオは13.78倍。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
右肩上がりの25日線(19802円)からは4.00%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線(20486円)を終値で上抜けたのは2月19日以来。
横ばって来た200日線(21674円)から4.98%のマイナスかい離。
右肩下がりに転じた5日線(20222円)から1.84%のプラスかい離。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.641%(前日▲12.009%)。
買い方▲9.870%(前日▲11.282%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲23.029%(前日▲19.848%)。
買い方▲14.642%(前日▲16.433%)。
Quick調査の5月15日時点の信用評価損率は▲20.10%(前週▲22.49%)と2週連続改善。
空売り比率は40.3%(2日ぶりの40%超)。
空売り規制なしの比率は9.3%。
5月15日時点の裁定売り残は1437億円増の2兆4974億円。
2週連続増加。
当限は1429億円増の2兆3124億円。
翌限以降は7億円増の1850億円。
同裁定買い残は681億円減の4509億円。
3週ぶりの減少。
当限は612億円減の3212億円。
翌限以降は69億円増の1297億円。
日経HVは25.7、日経VIは27.72。
日経平均採用銘柄の予想PERは32.62倍(前日36.94倍)。
EPSは631円(前日553円)。
(553円←549円←726円←809円←853円←1092円←1113円←1198円)。
東証1部全銘柄だと予想PERは34.52倍(前日34.52倍)。
前期基準では16.39倍。
225のPBRは1.01倍で1倍台キープ。
BPSは20391円(前日20433円)。
東証1部全銘柄のPBRは1.12倍。
225先物採用銘柄の益回りは3.07%(前日2.71%)。
配当利回りは1.45%。
ドル建て日経平均は191.09(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は19円高の2025円。
2月27日以来の2000円台回復が2日連続。
3月16日の1600円が底だった。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1598円(前日1654円)。
東証1部の時価総額は571兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比175円高の20725円。
高値20815円、安値20340円。
大証夜間取引終値は日中比170円高の20720円。
気学では「前日来の波動について駆け引きせよ」。
金曜は「人気に逆行して前後場歩調を変える日」。
ボリンジャーのプラス1σが20232円。
プラス2σが20662円。
プラス3σが21092円。
一目均衡の雲の上限は20176円。
2日連続で雲の上。
下限は18794円。
6月19日に白くねじれている。
勝手雲の上限は19713円で24日連続勝手雲の上。
RSIが69.28。
RCIが77.75。
今年8勝11敗の木曜日。
明日は「株高の日」。
そして週末はラマダン明け。
昨年10月以来の7日続伸に挑戦か。
 
今年の曜日別勝敗(5月20日まで)

月曜7勝10敗
火曜9勝9敗
水曜9勝9敗
木曜8勝11敗
金曜9勝9敗。
 
《ポイント》
 
(1)信用の売り方の劣勢が少しづつ見えた来た恰好。
 
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.641%(前日▲12.009%)。
買い方▲9.870%(前日▲11.282%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲23.029%(前日▲19.848%)。
買い方▲14.642%(前日▲16.433%)。
 
(2)新高値増加:3ケタに乗るかどうか
新高値57銘柄(前日47銘柄)。
新安値銘1銘柄(前日2銘柄)。
 
(3)裁定売り残は過去最高水準
 
5月15日時点の裁定売り残は1437億円増の2兆4974億円。
2週連続増加。
 
(4)EPSは底打ち反転:課題は正常化の目途
 
日経平均採用銘柄の予想PERは32.62倍(前日36.94倍)。
EPSは631円(前日553円)。
 
(5)続伸記録の更新期待
 
4日続伸は4月6日以来。
5日続伸なら今年初。
昨年10月の7日続伸が見えてくるかどうか。
 
(6)ボリンジャーに逆らえるかどうか。
 
ボリンジャーのプラス2σが20662円。
プラス3σが21092円。
 
 
「順張り」投資と「逆張り」投資ということが良く言われる。
経験則から行くと・・・。
「順張り」は素直な人に多くどちらかというとポジティブ。
「逆張り」は斜に構えたようなひねくれた人、あるいはかたくな人に多くどちらかというとネガティブ。
経験則でなくても、株価上昇に素直について行くのが順張り。
株価上昇を懐疑的に眺め、株価下落を喜んで株を買うのが逆張り。
当然そういう人たちの集団になる。
市場関係者は順張り的発想が多い。
投資家さんはどちらかというといつもは逆張り的発想、時折順張り的発想というところだろうか。
どたらも悪い投資法ではない。
ただ違うのはおそらく時間軸が違うこと。
順張り投資は、勝ち負けいずれにしても結果が早い。
トレンドが上向きで買うのだから、目先勝負的感覚。
一方逆張り投資は、勝ち負けいずれにしても時間がかかり果実は忘れたころにやってくる。
トレンドが下向きの時に買うのだから、まだ下がる可能性も秘めた投資。
それぞれ好き好きだが、株式投資とはいえ性格は意外と表現されるものだ。
 
 
水曜のNYダウは369ドル高の24575ドルと反発。
NASDAQは190ポイント高の9375ポイント。
S&P500は48ポイント高の2971ポイント。
前日の下落を取り戻した。
ダウ輸送株指数は260ポイント高の8488ポイントと反発。
SOX指数は3.67%上昇し1840ポイント。
VIX指数は28.03。
3市場の売買高は106.8億株(過去20日平均は113.6億株)。
225先物CME円建ては大証日中比175円高の20725円。
ドル建ては大証比日中比190円高の20740円。
ドル円は107.51円。
10年国債利回りは0.689%。
2年国債利回りは0.168%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
セック(3741)・・・動兆
 
セックに注目する。
同社はリアルタイムソフトウェア技術に強み。
モバイル端末向けや防衛分野、ロボットで開発受託 
業績は堅調。
50周年記念配。
21年3月期はモバイル向け減少でもロボットなど先端分野なお拡大。
人員を宇宙先端分野に重点配分。
テレワークの先はロボットと見る。
 

(兜町カタリスト櫻井)
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