108円は目前だが、米ドル円。
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【為替】108円は目前だが、米ドル円。
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リスク選好姿勢が続いている。11日の東京外国為替市場は、米中貿易対立の緩和や英国の合意なき離脱懸念の後退を背景に、米ドル円が続伸した。
値動きを見ると、上昇は序盤から活発で、押し目らしい押し目を作ることなく本日高値107.860円まで水準を切り上げた。
さて、今後の米ドル円だが、日足チャートの20日移動平均線が上昇に転じ始めたことなどから、堅調な地合いはこの後も継続する可能性が高そうだ。
ただ、注意したいのはやはり米中の貿易対立の成り行きである。
というのも、本日、中国が米国製品の追加関税除外リストを公表したのだが、この中に大豆や豚肉などの主要な農産物が含まれておらず、中国側の抵抗の一端が垣間見えたからだ。
というわけで、米ドル円は米中次第のところが多分にあるものの、短期的には108.00円辺りまでの上昇余地はあると予想する。
[提供:カネツFX証券株式会社]