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一進一退の展開か

一進一退の展開か
Market Data
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【日経平均】
37934円76銭(△306円28銭=0.81%)
【TOPIX】
2686.48(△22.95=0.86%)
【グロース250】
644.61(△4.49=0.70%)
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【プライム売買高】18億6122万株(△2億6691万株)
【売買代金】4兆9674億円(△1兆0005億円)
【値上がり銘柄数】1189(前日:234)
【値下がり銘柄数】420(前日:1389)
【新高値銘柄数】43(前日:41)
【新安値銘柄数】90(前日:35)
【25日騰落レシオ】93.50(前日:92.54)
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今週の日経平均は2週ぶりに反発、堅調となった。
今週の日経平均終値は3万7934円で、前週末比866円高だった。
先週の下げが大き過ぎてその反動が表れたよう。
2大リスク要因のひとつ、イスラエルとイランの紛争拡大は回避され両国は自制的な動きに戻っている。当面は両国間で大きな問題は起きないためリスク要因のひとつは消えたといえる。
もうひとつの米インフレ再加速問題は年初に見込んでいたよりやや深刻で、6月の利下げは現状では不可能に近い。
まだ再利上げという段階ではないため最悪の事態にはならない、米国のインフレは年央くらいまで市場についてまわる問題となりそうだ。
 
日経平均のチャートは目先の底が入りつつも、先週の週足大陰線をクリアする戻りを見せないと不安感は完全には払拭できない。本日の日銀政策会合の結果は短期的にはプラスだが、長期的にはいずれ修正を迫られるから中立要因だろう。
 
 
【来週の見通し】 

来週は、重要イベントが目白押し。大型連休の谷間で3日立ち会いとなるが、短期筋の動向には引き続き注意が必要だろう。一進一退の展開か。
 
米国では4月30日から5月1日にFOMCが開催される。FOMCの結果を消化するのが2日の木曜日で、この日が4連休前というスケジュール。FOMCの結果を見る前の火曜と水曜は基本的には動きづらい。
ただ、米国ではアマゾン・ドット・コムや半導体大手のAMDなど注目度の高い企業の決算も多く出てくることから、日米とも日々の指数の振れ幅はそれなりに大きくなると想定される。また、米アップルの決算(5/2)や米4月雇用統計(5/3)の結果を消化するのは4連休後となる。5月2日の値動きが週の方向性を決定づけることになりそうだが、連休後まで見据えると強弱感が交錯しそうで、今週同様に不安定な地合いが続くと予想する。
 
ノンストップで1ドル=160円を目指すような流れになってしまった場合には、「円安=日本株売り」と悪い連想が働くリスクがある点に注意を払っておきたい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
40815.66  新値三本足陽転値
40148.78  ボリンジャー:+1σ(25日)
40104.48  ボリンジャー:+1σ(13週)
39510.34  均衡表雲上限(日足)
39098.70  25日移動平均線
39062.81  ボリンジャー:+1σ(26週)
38910.41  均衡表転換線(週足)
38910.41  均衡表基準線(日足)
38748.11  13週移動平均線
38177.54  75日移動平均線
38048.63  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
37934.76  ★日経平均株価26日終値
 
37748.94  均衡表転換線(日足)
37680.41  6日移動平均線
37391.73  ボリンジャー:-1σ(13週)
37172.59  均衡表雲下限(日足)
36998.55  ボリンジャー:-2σ(25日)
36210.24  26週移動平均線
36035.35  ボリンジャー:-2σ(13週)
35948.48  ボリンジャー:-3σ(25日)
35813.02  均衡表基準線(週足)
34678.97  ボリンジャー:-3σ(13週)
34631.66  200日移動平均線
 
ローソク足は陽線を描き、上向きに転じた5日移動平均線を上回る一方、高値と安値はともに昨日の水準を下回って75日線下方で推移するなど強弱感の対立を窺わせた。一目均衡表では下向きの転換線が短期下落トレンド継続を示唆したが、遅行線は応当日株価のピークを本日通過し、来週以降は弱気シグナル縮小が予想される。
 
 
 
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