売り先行、新型コロナ警戒で上値重い
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【市況】東京株式(寄り付き)=売り先行、新型コロナ警戒で上値重い
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13日の日経平均株価は小幅に反落して始まった。始値は前日比24円24銭安の2万8140円10銭。
前日の欧州株市場は総じて軟調だったが、NYダウやナスダック総合指数ともに途中マイナス圏で推移する場面があったものの引けにかけて締まり、いずれも小幅プラス圏で取引を終えた。
トランプ米大統領の罷免問題に絡む政治的混乱が市場心理を冷やしたが、バイデン新政権スタートを控え大型景気刺激策に対する期待感などが全体相場を支えた。東京市場では、緊急事態宣言の対象地域拡大などで新型コロナウイルスが経済に与える影響に警戒感が高まっている。
足もとでは日経平均が前週後半に急伸した反動も予想される場面で上値は重いが、押し目買い需要も旺盛で下値抵抗力を発揮しそうだ。
個別では、トヨタ、ダイキン、富士通が安く、中外薬、武田、信越化が売られている。半面、ソフトバンクG、ファナック、TDKが高い。