続落スタート、米株安で売り優勢
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【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、米株安で売り優勢
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18日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比90円40銭安の2万9597円93銭。
前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が軟調な展開となった。米長期金利の低下でハイテク株の一角に買いが入り、ナスダック総合指数は比較的堅調な動きをみせたが、インフレ警戒感は根強い。
東京株式市場でも日経平均の2万9000円台後半は上値の重さが意識されている。米株安に加え、足もと外国為替市場で急速に円高方向に押し戻されていることもあって、主力株中心にリスク回避の動きが優勢。国内企業の決算発表が大方終了したことで、個別株は手掛かり材料難も意識されやすい。取引時間中は中国・香港株などアジア株市場の動向にも影響を受けそうだ。
業種別では、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が下落。郵船、商船三井などの海運株も安い。日本製鉄、JFEなどの鉄鋼株や第一生命HD、東京海上などの保険株や、三井物産、三菱商などの商社株も下げている。