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不安定な展開か

不安定な展開か
6日の日経平均株価は大幅高。米国株の下落は先週の先物の下げで織り込み済みではあったが、後場も戻り売りに押されるどころか一段高となっており、きょうに関しては買いの勢いがかなり強かった。ただ、結果的には全面高となったものの、本来であればこういう局面で上昇を先導しそうなハイテク株は、前場では上昇に乗り切れていないものも多かった。
 
 
7日の日経平均株価は、不安定な展開となりそう。
6日は時間外取引で米株価指数先物が上昇したことをきっかけに上げ幅を拡大。現地6日の米国株高を先取りする格好となった。
依然として日米両市場ともに変動率の高い状況が続き、気を抜けない場面も想定される。
ただ、それだけに反動安に見舞われることなく上昇が続けば、売り方の買い戻しが加速する可能性はある。
 
市場では「日経平均株価は終値ベースで5日移動平均線(6日時点で1万8239円)を上回った。いったん調整を入れるとみられるが25日移動平均線(同1万8829円)が控えており、抵抗なくこれをブレークできるかが注目されるが上値として意識される」。
同じく一目均衡表の基準線がある1万9038円となる。
一方、下方向のメドは先月19日安値から25日高値までの半値押しが1万7961円だが、この水準は今月に入り既に破られているため、同3分の2押しの1万7426円となるとみている。
緊急事態宣言と緊急経済対策は、相場の転換点となるのか。先行きには、依然強弱感は残るものの、今後の動向は春相場の大きなポイントとなることは、間違いないだろう。
 
 
■テクニカル・ポイント(6日現在)
 
21904.98  200日移動平均線
21792.52  ボリンジャー:+2σ(25日)
21396.06  均衡表雲上限(週足)
21049.11  13週移動平均線
20954.00  均衡表雲下限(週足)
20310.96  ボリンジャー:+1σ(25日)
20237.07  均衡表基準線(週足)
20133.52  均衡表転換線(週足)
19957.75  ボリンジャー:-1σ(26週)
19038.99  均衡表基準線(日足)
18829.39  25日移動平均線
18605.44  均衡表転換線(日足)
 
18576.30  ★日経平均株価6日終値
 
18380.43  6日移動平均線
18357.70  ボリンジャー:-1σ(13週)
17706.94  ボリンジャー:-2σ(26週)
17347.82  ボリンジャー:-1σ(25日)
16552.83  新値三本足陰転値
15866.25  ボリンジャー:-2σ(25日)
15666.29  ボリンジャー:-2σ(13週)
15456.13  ボリンジャー:-3σ(26週)
14384.69  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
 
ローソク足は胴体の長い陽線を引いた。終値は5日線を上回ったが、ザラ場高値は25日線に届かず、下落トレンド反転には至っていない。
一目均衡表では転換線が上昇する一方、その上を走る基準線は下降しており、短期的な強弱感対立を窺わせた。
 
RSI(14日ベース)は57.63%と昨年12月27日以来の高水準となった。中立圏上限の60%に近い位置であり、明日以降の中立圏脱出か50%割れに向けた反落かで相場の流れ大きく変わる可能性がありそうだ。
 
 
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