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小幅続伸、32円高 ハイテク株を中心に買い
東京株式(前引け)=小幅続伸、32円高 ハイテク株を中心に買い
 

23日午前の日経平均株価は小幅続伸し、前引けは前日比32円55銭高の2万8916円68銭だった。
きょう前場は売り買い交錯の展開。前日の米国株市場ではパウエルFRB議長の議会証言を受けて主要株指数が総じて高くなり、ナスダック総合指数が最高値を更新した。
これを受け、朝方は買い優勢の展開だった。半導体関連の一角などハイテク株を中心に買いが入った。
 
ただ、米景気や金融政策の先行き不透明感は根強く、上値を追う動きは限られた。日経平均は下げに転じる場面も目立った。
不安定な相場展開が続くなか、戻り待ちの売りで日経平均は小幅に下げる場面もあり、方向感に欠いた。前日に今年最大の上げ幅を記録したが、米景気や米金融政策の先行きに対する不透明感は根強く、上値追いに慎重な投資家が多かった。海運や空運、自動車の一角など下げる銘柄も目立った。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅反落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1839億円、売買高は4億8588万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は858。値下がりは1179、変わらずは145銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は精密機器、倉庫・運輸関連業、鉱業などが上昇。下落は鉄鋼、証券・商品先物取引業、銀行業など。
 
 
個別では、ファーストリテイリングが高く、エムスリー、東エレク、アドテスト、レーザーテックも買い優勢。ニトリホールディングスも買い人気を集めた。三協立山、乾汽船が急伸、ラクスも値を飛ばした。レノバも買われた。
 
半面、売買代金トップのエーザイが値を下げ、任天堂も軟調、リクルート、ソフトバンクグループ(SBG)、トヨタ自動車も売りに押された。サイボウズが急落、トレックス・セミコンダクター、スルガ銀行も値を下げた。
 
 
東証2部株価指数は前日比16.37ポイント高の7613.24ポイントと続伸した。
出来高は1億6818万株。値上がり銘柄数は214、値下がり銘柄数は168となった。
 
きょう東証2部に新規上場したドリムベッドは公開価格(1460円)を7.5%下回る1350円で初値を付けた。前引けは1304円だった。
 
個別では、光陽社がストップ高。デュアルタップは一時ストップ高と値を飛ばした。コーアツ工業、コメ兵ホールディングス、オーナンバ、ロブテックス、岡本工作機械製作所など11銘柄は年初来高値を更新。三社電機製作所、日建工学、Abalance、玉井商船、黒田精工が買われた。
 
一方、ユーピーアールが年初来安値を更新。ウイルテック、ジー・スリーホールディングス、テラプローブ、日本アビオニクス、タカトリが売られた。
 
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