来週は、上値の重い展開か
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来週は、上値の重い展開か |
今週は軟調となった。東京株式市場は4日立ち合い。
週初は前週の大幅高の反動で売りに押されたが、その後、新型肺炎の収束期待が高まり、米国株に強い動きが見られたことから値を戻した。好材料が続出したソフトバンクGの急伸も指数の上昇に一役買った。
一方、中国で新型肺炎の感染者数が急増したと伝わったことから、13日は米主要3指数の史上最高値更新を受けても日経平均は下落するなど、楽観ムードが急速に冷え込んだ。
米国株も後半には失速したことから、週間でも下落した。
日経平均は週間では約140円の下落となったが、週初の発射台が低く、週足では2週連続で陽線を形成した。
来週は、上値の重い展開か
月曜17日の米国市場は休場(ワシントン誕生記念)となるが、足元では米国株の強さが日本株を下支えしているため、営業日が1日少ないことはその分、上げづらい地合いになると考える。
1−3月以降の業績回復も新型肺炎の想定外の拡散でむしろ足を引っ張る要因になりかねません。しばらくは2万4000円以上を語れる要素はなく、調整を念頭に置いて相場に臨むことになるだろう。来週はミニ武漢と化したクルーズ船からの下船が大きなポイント。対応を間違えると大きな問題となるため注視が必要です。
国内では19日に1月の訪日外客数が発表される。新型肺炎への警戒が高まったタイミングで出てくる指標のため、通常以上に大きな反応が出てくる可能性もある。
週足チャートでは、6週移動平均線(2万3739円)、13週移動平均線(2万3656円)辺りに上値を遮られており短期トレンドの回復は難しい状況。
引き続き日経平均のレンジはやや広めの2万3000〜3800円台と想定したい。
■テクニカル・ポイント(14日現在)
24690.49 ボリンジャー:+3σ(25日)
24552.70 ボリンジャー:+3σ(13週)
24345.26 ボリンジャー:+2σ(25日)
24253.98 ボリンジャー:+2σ(13週)
24000.04 ボリンジャー:+1σ(25日)
23955.26 ボリンジャー:+1σ(13週)
23882.12 ボリンジャー:+1σ(26週)
23794.01 6日移動平均線
23687.59 ★日経平均株価14日終値
23656.54 13週移動平均線
23654.81 25日移動平均線
23490.17 均衡表雲上限(日足)
23479.30 75日移動平均線
23445.94 均衡表転換線(週足)
23445.94 均衡表基準線(日足)
23385.65 均衡表転換線(日足)
23357.82 ボリンジャー:-1σ(13週)
23309.59 ボリンジャー:-1σ(25日)
23274.51 均衡表雲下限(日足)
23059.10 ボリンジャー:-2σ(13週)
22971.94 新値三本足陰転値
ローソク足はマドを空けて下落し、陰線を引いたが下ヒゲを出して終了。終値は上向きの25日線上をキープし、下値での一定の買い需要を確認する形となった。
一目均衡表では、株価は雲上で推移し、遅行線は強気シグナル発生を続けた。基準線と転換線が横ばいのため、目先はもみ合い継続が予想される。