反発スタート、目先リバウンド期待も
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、目先リバウンド期待も
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22日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前週末比172円58銭高の3万7240円93銭。
前週末は先物主導で日経平均は大きく売り込まれたが、足もとで下げ過ぎの是正を狙った押し目買いやショートカバーの動きが観測される。
前週末の米国株市場では中東の地政学リスクに対する過度な不安心理が後退し、NYダウが200ドルを超える上昇を示す一方、ナスダック総合株価指数は下げ止まらず6日続落となった。
なかでも半導体大手のエヌビディア株は10%安となり、1日で時価総額が2100億ドルあまり減少した。エヌビディア株は日経平均との連動性が高いとされてきたとあって、指数寄与度の大きい半導体関連の一角には売りが出ている。アドテストやソシオネクスが安い。
また、中東情勢を横目に不透明感は拭えず、週明けの東京株式市場も不安定な地合いが想定される。取引時間中はアジア株市場の動向や米株価指数先物の値動きに左右されそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、ファストリやKDDI、リクルートが上昇している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)や日産自、ルネサスは下落している。