前場終値比で下げ幅を拡大
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【市況】東京株式(後場寄り付き)=前場終値比で下げ幅を拡大
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後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比53円28銭安の2万3355円86銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、3.55ポイント安の1704.51で始まった。
午後の日経平均は下げ幅を拡げて寄り付く形となった。その後はマイナス圏でもみ合う動きとなっている。昼休みの時間帯に香港ハンセン指数や中国・上海総合指数が下げ基調を強めたことで、利益確定売りが先行している。
外国為替市場では、1ドル=109円50銭近辺で推移。
業種別では、ガラス・土石製品、サービス業、卸売業、建設業、輸送用機器、精密機器、倉庫・運輸関連業、金属製品、小売業などがマイナスで推移。
個別では、リクルートHDが値を下げ、KDDI、セコム、神戸物産もさえない。ファーストリテが値を消し、トヨタ、日立も軟調。任天堂、東エレクは小幅安となっている。
半面、野村はしっかり。パナソニック、レーザーテック、住友電が堅調で、村田製、ファナック、アドバンテスは小幅高となっている。
物色の矛先が半導体から機械など景気敏感業種の中で広がっていることが分かる。
その他、11月に入ってJASDAQ平均が引き続き年初来高値を更新し続ける中、出遅れていたマザーズ指数も52週移動平均線を上抜いてくるなど、物色が大型株から中小型株へと転じてきていることからも、買いの対象が幅広く巡っていることが分かる。こうした背景からも市場環境の良好さが窺えよう。
昨日同様、この先も幕間つなぎ的なかたちでマザーズ市場を中心とした中小型物色が中心となることが予想される。