続伸、一時6カ月ぶり高値 政策期待
東京株式(前引け)=続伸、一時6カ月ぶり高値 政策期待

8日午前の日経平均株価は続伸し、前日比245円71銭高の3万0161円85銭で終えた。
きょう朝方はやや売り優勢でスタートしたものの、日経平均の下値では買い意欲が強くすぐにプラス圏に切り返した。その後は次第高の展開となり、一時は300円を超える上昇で3万241円まで上値を伸ばした。前引けはやや伸び悩んだものの3万円大台を回復した状態で着地している。
新しい首相のもとで打ち出される経済対策への期待が根強く、株価指数先物に断続的な買いが入った。指数寄与度の高いソフトバンクグループが8%高となり、1銘柄で日経平均を約120円押し上げた。
日経平均は一時3万0241円を付け、取引時間中としては3月18日以来およそ6カ月ぶりの高値となった。円安・ドル高が輸出株の支援材料になったほか、日本国内の新型コロナウイルスの新規感染者数の減少傾向が経済正常化の観測につながった。4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値が速報値から上振れたのも心理的な支えだった。
これまでの相場の上昇ピッチが早く、取引開始直後は売りが先行した。7日時点で日経平均は25日移動平均から7%近く上振れているため、相場の過熱感を指摘する声が多い。
JPX日経インデックス400とTOPIXはいずれも続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆7202億円、売買高は6億2990万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1336、値下がりは713、変わらずは137銘柄だった。

業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、銀行業、電気・ガス業などが上昇。下落は水産・農林業、海運業、空運業など。
個別では、ソフトバンクグループが群を抜く大商いで大幅続伸。ベイカレント・コンサルティングも大きく上値を追った。レノバが物色人気となり、リクルートホールディングスも値を上げた。東京エレクトロン、レーザーテック、アドテスト、第一三共、リクルートが高い。東京機械製作所は3日連続のストップ高。東京産業も商いを膨らませ急騰。エアトリも買いを集めた。
一方、任天堂が軟調、村田製作所も売りに押された。NIPPOも利食われた。乾オムロン、テルモ、中外製薬、キッコマンが下げた。汽船が安く、ジェイリースも下落。ファーマフーズも水準を切り下げた。
東証2部株価指数は前日比13.88ポイント高の7759.45ポイントと4日続伸した。
出来高は6375万株。値上がり銘柄数は207、値下がり銘柄数は161となった。
個別では、アヲハタ、イムラ封筒、岡本工作機械製作所、安楽亭、きんえいが年初来高値を更新。フレンドリー、リード、三社電機製作所、三精テクノロジーズ、松尾電機が買われた。
一方、クロスプラスが年初来安値を更新。タクミナ、東邦金属、トーヨーアサノ、兵機海運、宇野澤組鐵工所が売られた。

8日午前の日経平均株価は続伸し、前日比245円71銭高の3万0161円85銭で終えた。
きょう朝方はやや売り優勢でスタートしたものの、日経平均の下値では買い意欲が強くすぐにプラス圏に切り返した。その後は次第高の展開となり、一時は300円を超える上昇で3万241円まで上値を伸ばした。前引けはやや伸び悩んだものの3万円大台を回復した状態で着地している。
新しい首相のもとで打ち出される経済対策への期待が根強く、株価指数先物に断続的な買いが入った。指数寄与度の高いソフトバンクグループが8%高となり、1銘柄で日経平均を約120円押し上げた。
日経平均は一時3万0241円を付け、取引時間中としては3月18日以来およそ6カ月ぶりの高値となった。円安・ドル高が輸出株の支援材料になったほか、日本国内の新型コロナウイルスの新規感染者数の減少傾向が経済正常化の観測につながった。4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値が速報値から上振れたのも心理的な支えだった。
これまでの相場の上昇ピッチが早く、取引開始直後は売りが先行した。7日時点で日経平均は25日移動平均から7%近く上振れているため、相場の過熱感を指摘する声が多い。
JPX日経インデックス400とTOPIXはいずれも続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆7202億円、売買高は6億2990万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1336、値下がりは713、変わらずは137銘柄だった。

個別では、ソフトバンクグループが群を抜く大商いで大幅続伸。ベイカレント・コンサルティングも大きく上値を追った。レノバが物色人気となり、リクルートホールディングスも値を上げた。東京エレクトロン、レーザーテック、アドテスト、第一三共、リクルートが高い。東京機械製作所は3日連続のストップ高。東京産業も商いを膨らませ急騰。エアトリも買いを集めた。
一方、任天堂が軟調、村田製作所も売りに押された。NIPPOも利食われた。乾オムロン、テルモ、中外製薬、キッコマンが下げた。汽船が安く、ジェイリースも下落。ファーマフーズも水準を切り下げた。
東証2部株価指数は前日比13.88ポイント高の7759.45ポイントと4日続伸した。
出来高は6375万株。値上がり銘柄数は207、値下がり銘柄数は161となった。
個別では、アヲハタ、イムラ封筒、岡本工作機械製作所、安楽亭、きんえいが年初来高値を更新。フレンドリー、リード、三社電機製作所、三精テクノロジーズ、松尾電機が買われた。
一方、クロスプラスが年初来安値を更新。タクミナ、東邦金属、トーヨーアサノ、兵機海運、宇野澤組鐵工所が売られた。