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「盂蘭盆会明け」
「盂蘭盆会明け」
NY株式市場で主要3指数は急反発。
NYダウの上昇率は約4カ月ぶりの大きさとなった。
中国が通商協議のため米国に代表団を派遣すると発表。
貿易摩擦を巡る懸念が後退したのは前日の東京市場と一緒。
関税の影響を受けやすいボーイングは4.3%高、キャタピラーは3.2%高となった。
小売のウォルマートが発表した5〜7月決算は利益と売上高が市場予想を上回った。
米既存店売上高は過去10年で最大の伸び。
株価は9.3%の大幅高。
シマンテックは6日ぶりに反発。
第2四半期の発表を済ませたS&P500採用銘柄463社のうち79.3%が市場予想を上回っての着地。
足元の業績を素直に評価できる素地となった印象。
3市場の売買高は前日の78.6億株から63.9億株と低下。
前日の大商いが目先底打ちサインだったと読める。
フィラデルフィア連銀連銀業況指数は11.9と前月の25.7から低下。
2016年11月以来の低水準。
市場予想の22.0も大幅に下回った。
ただ悪かったのは新規受注指数。
前月から21.5ポイント低下の9.9は2016年9月以来の水準。
週間新規失業保険申請件数は前週比2000件減の21万2000件と2週連続で減少した。
「米国と主要貿易相手国との貿易摩擦がまだ労働市場に影響していない」との解釈だ。
国債利回りは上昇(価格は低下)。
6月以降中断していた米中通商協議再開の報道からリスク選好が改善。
「安全資産への買いが後退。
米中協議再開の報道株高・債券安の展開」との見方だ。
トランプ大統領は「資金がわれわれにとって重要なドルに流入しつつある。
これまであまり見られなかったことだ」とツイート。
ドル高を評価する姿勢を示した。
クドロー国家経済会議(NEC)委員長も「米国経済の恩恵は本物で始まったばかり。
ドルは堅調。強いドルは米国経済への自信のあらわれ」とドル高容認発言。
トルコリラやブラジルペソは不安定な動きだが主役はドルと人民元という感じだ。
ドル円は110円台後半での推移。
VIX(恐怖)は13.45%に低下。
 
日経平均は0,06%の小幅続落。
TOPIXは0.64%の大幅続落となった木曜日。
朝方に約330円下落したが月曜の安値(21851円)を下回らなかった。
限界値からの反発という印象だ。
ボリンジャーのマイナス3σ(21854円)にヒゲで触れそうになっての反発でもあった。
日経平均は結果的に12円安だが安値からの戻りは300円超。
「いかにも歪な相場。
水曜の下落分(151円)と合わせると火曜の上昇幅(498円)のほとんどを一時帳消しにした。
TOPIXは置いてけぼり」という声が聞こえる。
値上がり銘柄数は367(前日422)、値下がり銘柄数は1673(前日1618)。
新高値銘柄数11(前日38)、新安値銘柄数】は441(前日189)。
新安値の400銘柄超は目先底打ちサインの一つだろう。
日経平均だけを見れば「短期で二点底形成」ともみられる足となった。
終値ベースで先週末比では106円安。
チャートは崩れてはおらず26週線(22162)は上回っている。
週足の一目均衡表の雲上限(22112円)。
52週線(22033円)がサポートした格好だ。
25日線(22510円)からは1.4%のマイナスかい離。
200日線(22395円)からは0.9%のマイナスかい離。
騰落レシオは95.54。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.886%。
買い方▲13.389%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△1.61%(前日▲2.00%)。
昨年9月7日のプラス0.06%を上回ってのプラス圏。
昨年9月にプラスになった時は今年の1月にかけてマザーズ指数は37%上昇。
日経平均は25%の上昇となったのが歴史だ。
空売り比率は45.3%で14日連続40%超。
日経平均採用銘柄のPERは12.97倍。
EPSは1711.03円とほぼ最高水準だ。
200日線割れ、マザーズ指数の信用評価損率プラ転、225採用銘柄のEPSは過去最高水準。
3点同時に揃った格好だ。
シカゴ225先物終値は大証日中比125円高の22285円。
高値は22340円だった。
一目均衡の雲の上限(22256円)を上回っての戻り。
火曜の終値22356円は勝手雲の下限水準22346円と近似値だ。
ココを抜けるかどうかが課題の週末。
気学では「安値にある時は急伸することあり」。
待ち望んだ様相を呈してきて欲しいものだ。
週足は陽線。
前週比プラス基準は22298円だ。
セミの声がパタッと止まったら今度はコオロギのささやかな合唱だ。
季節は明らかに移りつつある。
 
昨日は歴代首相3名と現総理が揃った富士桜でのゴルフ。
安倍首相は2ヶ月半ぶりというからGW以来のこと。
GW明けにその後日経平均は500円近く上昇していた。
盆明け3週間で500円上昇すれば23000円に近づく。
荒唐無稽だが・・・。
首相がゴルフをしていてくれるとなんとなく相場の安心感になるのは気のせいだろうか。
 
「何を買うのか」そして「いつ買うのか」と「どう買うのか」。
それぞれのテーマは重要だ。
重視しがちなのは「何を買うのか」という銘柄選択の問題。
しかし「いつ買うのか」のタイミングの問題の方がより重視されるべきだろう。
それが相場勘というものに他ならない。
ようやく9月11日のヒジュラ歴が近づいてきた。
盆明け上昇で9月堅調の読みが当たるかどうか。
その時期になってきた。
 
ようやく登場したのは「サイバー防衛、官民で新組織」の動き。
内閣官房に「サイバーセキュリティ対処調整センター」を新設。
重要インフラを守る機関となるという、。
官民でのサイバー防衛組織は初のこと。
ようやくテーマとタイミングが合ってきたのかも知れない。
 
NYダウは396ドル高の255558ドルと反発。
NASDAQは32ポイント高の7806ポイント。
S&P500は22ポイント高の2840ポイント。
ダウ輸送株指数は75ポイント高の11190ポイント。
3市場の売買高は63.9億株と減少。
前日の大商いが底入れの兆しだったとも読める。
CME円建ては大証比125ポイント高の22290円。
ドル建ては大証比130ポイント高の22290ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比190円安の21990円。
ドル円は110.88円。
10年国債利回りは2.869%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
アドソル日進(3837) ・・・動兆。
 
アドソル日進に注目する。
同社は社会インフラではエネルギー、交通・運輸、公共、通信・ネットワーク分野。
先端インダストリーでは制御システム、基盤システム。
IoX総合エンジニアアリングではIoT、セキュリティ。
それぞれの中核事業は時代の要請を背景にしている。
業績は絶好調。
受注残高は過去最高。
10月にはIoT時代のセキュリティフォーラムを開催予定。
 

(兜町カタリスト櫻井)

 
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