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日本株が独自の強さを発揮できるか

日本株が独自の強さを発揮できるか
 
Market Data
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【日経平均】
38471円20銭(▲761円60銭=1.94%)
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【TOPIX】
2697.11(▲56.09=2.04%)
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【グロース250】
661.60(▲19.15=2.81%)
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【プライム売買高】19億7840万株(△3億6954万株)
【売買代金】4兆7836億円(△7978億円)
【値上がり銘柄数】169(前日:690)
【値下がり銘柄数】1465(前日:910)
【新高値銘柄数】54(前日:134)
【新安値銘柄数】184(前日:116)
【25日騰落レシオ】111.56(前日:112.29)
 
 
日経平均は大幅安。きのうは安く始まった後は押し目買いが入って早い時間に安値をつけたが、きょうはあきらめムードが漂い、場中も下値模索が続いた。米国では雇用指標、物価指標に続いて小売指標も強かった。
 
中東情勢の緊迫化が下落の要因の一つになっているが、イスラエルとイランの事情を踏まえると、イスラエルがイランに対し報復攻撃に踏み切る可能性は低いとの見方が大勢。イスラエルはイスラム組織ハマスとの戦闘が継続中で、イランと報復の応酬に発展すれば大きな負担となる。また、イランは米国の経済制裁などで国内経済が悪化しており、イスラエルとの本格的な交戦は避けたいという意向がある。目先的には中東情勢の報道に一喜一憂するだろうが、徐々に落ち着きを取り戻すとの見方が多い。
 
 
テクニカルの節目を確認しておくと、日経平均は75日線(3万7718円、16日時点)が下に控えている。昨年の12月や今年の大発会に押した際には同水準がサポートになって切り返した。もう一段下を試しに行ったとしても75日線を割り込まずに反転できるようなら、過熱感が削がれた状態で決算発表シーズンに突入できるだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(16日現在)
 
39672.01  25日移動平均線
39591.45  均衡表転換線(週足)
39337.52  6日移動平均線
39282.67  均衡表転換線(日足)
39029.17  ボリンジャー:+1σ(26週)
38988.00  ボリンジャー:-1σ(25日)
38823.88  均衡表雲上限(日足)
38688.04  13週移動平均線
 
38471.20  ★日経平均株価16日終値
 
38303.99  ボリンジャー:-2σ(25日)
37718.20  75日移動平均線
37619.98  ボリンジャー:-3σ(25日)
37183.03  ボリンジャー:-1σ(13週)
36582.65  均衡表雲下限(日足)
35997.15  26週移動平均線
35813.02  均衡表基準線(週足)
35678.02  ボリンジャー:-2σ(13週)
34445.10  200日移動平均線
34173.00  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
 
下降角度を増した25日移動平均線やその下を走る5日線を下放れ、下値支持線と目された4月5日の直近安値を下回った。ローソク足はマドを空けて下げ、上ヒゲが極端に短い「陰の寄り付き坊主」に似た形状を描いて強い売り圧力を窺わせた。一目均衡表では株価が雲上限を下回り、上昇局面終了を示唆。転換線の下降と遅行線の弱気シグナル発生から、短期的な下落トレンド継続が警戒される。一方、25日線との下方乖離率は3.03%と売られ過ぎの5%には届いていないため、下値リスクを残している格好となった。
 
 
 
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