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14円高小幅続伸 SQ控え売買交錯
東京株式(前引け)=14円高小幅続伸 SQ控え売買交錯
13日午前の日経平均株価は小幅に続伸し、前日比14円54銭高の2万3875円75銭で前場を終えた。
前場は売り買い交錯の展開となり、日経平均は前日終値を挟み狭いゾーンでもみ合う展開となった。前日の米国株高が買い材料視されたが、新型肺炎の感染拡大に対する警戒感が重しとなった。
 
12日の米株高や外国為替市場の円安傾向を受け、買いが入った。日経平均への寄与度の高いファストリが買われ、1銘柄で日経平均を約40円押し上げた。
一方、中国で新型肺炎の感染者数が急増したと伝わり、短期志向の海外投資家が株価指数先物に売りを出し、上値を押さえた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は3.94ポイント安の1714.98と下落した。
 
2月物の日経平均ミニ先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出を14日に控え、ポジション調整目的の売買が交錯した。中国湖北省の新型コロナウイルス感染者数の急増報道を受け、コンピューターのアルゴリズム取引による先物売りが活発になる場面もあった。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1175億円、売買高は6億1698万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は875。一方、値下がりは1152と全体の53%を占めた。変わらずは129銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は、電気機器、金属製品、小売業などが上昇し、情報・通信業、その他製品、輸送用機器が下落した。
 
個別では、ファーストリテイリング、SUMCO、スクリンが高く、東京エレクトロンも上昇した。資生堂や三越伊勢丹、丸井Gが堅調だ。レーザーテックも物色人気となった。大幸薬品も大幅高。システムサポート、マクロミルがストップ高となり、アルヒも大幅高に買われた。
 
一方、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ(SBG)は小幅マイナス圏で着地。任天堂、ダイキン工業も値を下げた。アトラエ、エン・ジャパンなどはストップ安に売られた。ヤマハ発、ダイキン、アサヒ、電通グループが軟調だった。
 
東証2部株価指数は前日比54.35ポイント安の7180.87ポイントと続落した。
出来高5627万株。値上がり銘柄数は182、値下がり銘柄数は205となった。
 
個別では、富士ソフトサービスビューロが一時ストップ安と急落した。朝日印刷、京進、アサヒ衛陶は昨年来安値を更新。マナック、昭和化学工業、那須電機鉄工、アゼアス、TBグループが売られた。
 
一方、昭和ホールディングスがストップ高。価値開発は一時ストップ高と値を飛ばした。ファーマフーズ、本州化学工業、ソフト99コーポレーション、川岸工業、ニッキなど12銘柄は昨年来高値を更新。アートスパークホールディングス、恵和、フォーバルテレコム、Abalance、大興電子通信が買われた。

 
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