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226円安と反落、朝高後に利益確定売り
東京株式(前引け)=226円安と反落、朝高後に利益確定売り

6日午前の日経平均株価は反落し、午前の終値は前日比226円15銭安の2万9863円10銭だった。東証株価指数(TOPIX)は13.70ポイント安の1969.84と、ともに上げ一服となった。
 
前場の東京株式市場は日経平均株価が朝方高く始まったもののすぐに値を消す展開となり、次第安で一時下げ幅は270円を超えた。前引け近くに下げ渋ったが、200円超の下げで3万円大台を割り込んだ。前日までの3営業日で900円以上の上昇をみせていたこともあり、目先利益確定の売り圧力が強まった。
 
3万円の節目を下回った後は下げ幅を広げた。円相場が円高・ドル安に振れたのも重荷だった。
東エレクやソニーGなどのグロース(成長)株に加え、自動車株の下げが目立った。SUBARUが5日、半導体に関連する部品の供給に支障が出るため、生産調整に踏み切ると発表。「同様の動きが今後も自動車業界で相次ぐ可能性があり、積極的には買いづらくなっている」という。
 
市場からは「下げ幅を拡大するような直接的な話は聞いていないが、『海外ロングオンリーファンドから売りきている』とのニュースを目にした。米投資運用会社がアルケゴスと似たような形で、ポジションが破綻を来す別の会社が現れるのは、時間の問題にすぎないとの認識を示したと伝わったことが影響したのかもしれない」との声が聞かれた。
 
東証1部の出来高は5億1182万株、売買代金は1兆980億円。東証1部の値下がり銘柄数は1554と、全体の約7割を占めた。値上がりは537、変わらずは99銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は石油・石炭製品、海運業、鉱業などが下落。上昇は証券・商品先物取引業、その他製品、食料品。
 
個別では、ENEOS、出光興産 などの石油石炭製品株が軟調。スズキや三菱自、日産自、マツダなど売られた。アルプスアルやシャープ、商船三井や郵船も下落した。
 
半面、マネックスG、SBTなどの証券商品先物株が堅調。神戸鋼が高い。富士通や日立も上昇した。
 
東証2部株価指数は前日比28.55ポイント安の7521.20ポイントと3日ぶり反落した。
出来高1億2604万株。値上がり銘柄数は143、値下がり銘柄数は236となった。
 
個別ではユニバンス、バイク王&カンパニー、インスペック、浜井産業、大同信号が売られた。
 
一方、ビットワングループがストップ高。ピーエイは一時ストップ高と値を飛ばした。北海道コカ・コーラボトリング、アゼアス、アールエイジ、イムラ封筒、川口化学工業など13銘柄は年初来高値を更新。PALTEK、カワセコンピュータサプライ、京進、ウインテスト、テクノマセマティカルが買われた。

 
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