兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
大幅続伸、金融所得課税の強化観測が後退
東京株式(前引け)=大幅続伸、金融所得課税の強化観測が後退

11日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前週末比440円01銭高の2万8488円95銭だった。
 
きょうは朝方こそ売り優勢で始まったもののその後は切り返す展開となった。日経平均は先物主導で買い戻しが入り、前週に続いて大きく上値を追う状況にある。前週末の米国株市場では主要株指数が総じて軟調だったが下げは小幅にとどまり、9月の米雇用統計発表は波乱要素とはならなかった。これを受けて東京株式市場でも先物主導で空売り筋の買い戻しが入り、日経平均が押し上げられた。一時、500円超上がった
 
岸田文雄首相が金融所得課税の見直しを巡って10日のテレビ番組で「当面は触ることは考えていない」と述べ、増税懸念が後退したことも日本株の買い安心感につながった。
 
市場からは「朝安後は無茶苦茶な上げだ。上げのきっかけは判然としないが、いずれにしろ売った向きが買い戻し、さらに買い戻しを誘発したようだ。このまま上げるとは思えず、どこかでまた下に振らされながら、落ち着きどころを探るのだろう」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸した。朝方は下げる場面があった。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4743億円、売買高は6億4963万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1670と、全体の8割弱を占めた。値下がりは420、変わらずは87だった。
 
東証1部全体の77%の銘柄が上昇する買い意欲の強い地合いとなっている。空運株が買われたほか、原油市況高を受け資源関連株が高く、円安を背景に自動車株などにも物色の矛先が向いた。
 
業種別株価指数(33業種)は空運業、鉱業、輸送用機器などが上昇。下落は電気・ガス業、パルプ・紙。
 
個別では、売買代金トップの日本郵船がしっかり、ソフトバンクグループも上昇した。パナソニック、ソニーグループが大きく買われ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも高い。三菱自、日産自、JR東海、Jフロントも高かった。東京機械製作所が急騰、Sansan、明治海運、大紀アルミニウム工業所、長野計器などが値を飛ばした。
 
半面、レーザーテックが軟調、レノバも売りに押された。東ガスや東電HDが下落し、清水建、資生堂も冴えない。フリービットが急落、アイフルの下げも目立つ。イーレックスも売られた。
 
 
東証2部株価指数は前週末比53.77ポイント高の7704.75ポイントと4日続伸した。
出来高は1億9803万株。値上がり銘柄数は269、値下がり銘柄数は100となった。
 
個別では京進が一時ストップ高と値を飛ばした。コメ兵ホールディングス、スーパーバッグ、オリジナル設計、コンテック、光陽社など8銘柄は年初来高値を更新。グローバルダイニング、ユニバンス、クオンタムソリューションズ、ダイトーケミックス、鉄人化計画が買われた。
 
一方、日本ケアサプライ、テクノマセマティカル、ツインバード工業、日本エコシステムが年初来安値を更新。ニッチツ、リヒトラブ、倉庫精練、戸上電機製作所、京都ホテルが売られた。

 
a