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底堅い展開か。

底堅い展開か。
日経平均は大幅上昇。終値は前日比292円高の2万8456円で、1990年8月以来、約30年半ぶりの高値となった。
ソフトバンクGや東京エレクトロンが跳ねており、指数主導の感は強いものの、非常に勢いがある。個別では強弱あるが、その分、指数の天井感は高まりづらい。
 
半導体株は、どこかで過熱感を冷ます売りは出てくるだろうが、半導体需要が旺盛との見方が強まっているため、押し目があれば買いが入ると思われる。決算発表前に期待買いが入っていた安川電機は、上方修正が好感されて一段高となっており、月後半からの3月決算企業の3Q業績発表への期待も高まった。恐怖に駆られて売りを出す要素が少なく、株式市場では好循環が続くと予想する
 
明日14日の日経平均株価は底堅い展開か。米経済対策への期待感が続くとみられる。バイデン次期米大統領は現地14日に新型コロナウイルス下での経済再生に向けて追加経済対策を公表する。数兆ドル(数百兆円)規模の大型財政出動を目指す方針で、下支え要因として引き続き意識されるだろう。
 
新型コロナ感染拡大が続くなか、景気下ブレリスクに対する財政出動とともに、ワクチン接種による収束への期待も根強く、売り込みにくい状況だ。
一方、米国や欧州の投資家が日本株の組み入れ比率を引き上げる意向にあると伝えられ、損失覚悟の買い戻しも誘いやすく、需給関係は良好とみられる。
 
むろん、直近の急ピッチな上昇で高値警戒感はくすぶっており、短期的な調整の可能性は消えていない。「目先、踏み上げは続くとみられるが、最終局面に近づいており、買い戻し一巡後に備えるべきだろう」との慎重な読みも聞かれた。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
 
30926.16  ボリンジャー:+3σ(13週)
30401.17  ボリンジャー:+3σ(26週)
29315.92  ボリンジャー:+2σ(13週)
28667.89  ボリンジャー:+3σ(25日)
 
28456.59  ★日経平均株価13日終値
 
28451.56  ボリンジャー:+2σ(26週)
28119.65  ボリンジャー:+2σ(25日)
27744.11  6日移動平均線
27712.29  均衡表転換線(日足)
27705.67  ボリンジャー:+1σ(13週)
27571.40  ボリンジャー:+1σ(25日)
27568.15   新値三本足陰転値
27415.26  均衡表基準線(日足)
27023.16  25日移動平均線
26964.51  均衡表転換線(週足)
26501.96  ボリンジャー:+1σ(26週)
26474.91  ボリンジャー:-1σ(25日)
26095.42  13週移動平均線
 
ローソク足は赤三兵ならぬ赤四兵を示現して強い上値追い圧力を確認。日足の一目均衡表での基準線と転換線が上向きをキープしたこともあり、上値追いトレンドが鮮明になった。
 
一方、25日線との上方乖離率は5.30%と過熱ゾーン入りの目安となる5%を突破し、RSI(14日ベース)も76.03%と買われ過ぎを示す80%ラインに接近しており、連騰後の反動安リスクが増してきた点に留意したい。
 
 
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