兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
堅調展開か。

堅調展開か。
 
週明けの日経平均は大幅反発。終値は前週末比521円高の2万5906円で、1991年6月以来の高値をつけた。
前週末の欧米の株式市場が大幅高となったことや、寄り前発表の7−9月GDP速報が事前予想を上回ったことが買い材料となった。取引時間中の米株先物が堅調に推移し、中国上海株が上げていることも追い風に。国内外で新型コロナの感染拡大は続くが市場はおかまいなしに上げている。
 
 
明日17日の日経平均株価は、堅調地合い維持か。
欧米、日本国内でも新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感が続くものの、一方でワクチン実用化期待とともに景気正常化への道筋が意識されつつある。
足元の急ピッチな相場上昇を受け、調整への不安はくすぶっている。ただし、過剰流動性をバックに資金流入期待は根強く、強気トーンも少なくない。
市場では、「金余り相場であり、勢いに付いていくしかない」との声が聞かれた。
 
次の節目の2万6000円に関しても、これを抜くのにもたつくようだと、高値警戒感がくすぶり出すが、あっさり超えてくるようなら、そのことがさらなる買いを呼び込む材料になるだろう。
米国ではS&P500が史上最高値を更新してきたことで、次はダウ平均の3万ドル乗せへの期待が高まる。日経平均もこのまま大きな押し目を作らず上昇が続けば、3万円目標といった強気の見方も出てくるだろう。足元の強い勢いを止めることなく、2万6000円を通過点にできるかに注目したい。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(16日現在)
 
26413.61  ボリンジャー:+3σ(13週)
26405.82  ボリンジャー:+3σ(25日)
 
25906.93  ★日経平均株価16日終値
 
25887.58  ボリンジャー:+3σ(26週)
25598.70  ボリンジャー:+2σ(25日)
25512.44  ボリンジャー:+2σ(13週)
25318.12  6日移動平均線
24957.93  ボリンジャー:+2σ(26週)
24905.59   新値三本足陰転値
24791.57  ボリンジャー:+1σ(25日)
24716.98  均衡表転換線(日足)
24611.28  ボリンジャー:+1σ(13週)
24438.33  均衡表転換線(週足)
24438.33  均衡表基準線(日足)
24028.28  ボリンジャー:+1σ(26週)
23984.45  25日移動平均線
23710.11  13週移動平均線
23385.01  75日移動平均線
 
 
終値とザラ場高値はともに12日に付けたバブル崩壊後の最高値を突破。ローソク足はマドを空けて上昇し、長い胴体の上下に短いヒゲを伴う「陽の丸坊主」状で取引を終え、騰勢の強さを窺わせた。新高値とあって上値に節目らしい節目が見当たらないため、上値追い継続を期待できる一方、25日線との上方乖離率が8.02%(先週末6.25%)に拡大。RSI(14日ベース)は82.45%と再び80%を超えて過熱感を強めており、急反落リスクも増大している。
ボリンジャーバンド(25日ベース)の+1σ幅が807.12円に広がっており、取引時間中は+0.5σに相当する400円程度の急変動リスクを意識しておきたい。
 
 
a