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404円安と大幅に3日続落、ファーウェイ幹部逮捕を嫌気
東京株式(前引け)=404円安と大幅に3日続落、ファーウェイ幹部逮捕を嫌気
6日午前の日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比404円35銭安の2万1514円98銭だった。取引時間中として2週間ぶりの安値を付けた。
東証株価指数(TOPIX)も26.52ポイント安の1613.97と続落した。
 
取引開始前に、カナダ当局が米国の要請に応じ中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長を逮捕したとのニュースが伝わった。米中通商協議の新たな火種になるとの警戒感から、米国株先物が急落した。これにつれて日経225先物が下落し、現物株も売りが優勢となった。上海株式が続落したことも安値圏での動きを強いられた。
 
TDKなど電子部品株を中心に海外ヘッジファンドなど短期スタンスの投資家の売りが増え、相場を下押しした。
 
市場関係者は「中国の主力スマホメーカーの幹部が逮捕されたという衝撃は大きい」と指摘。そのうえで「中国ハイテク産業をけん制しようとする米国中心の包囲網が、カナダ以外にも広がるとの懸念も投資家心理を冷やしている」とみていた。
 
東証1部の出来高は6億4845万株、売買代金は1兆1024億円。騰落銘柄数は値上がり235銘柄、値下がり1815銘柄、変わらず69銘柄だった。

 
 
業種別株価指数(33業種)は、電気機器、医薬品、精密機器を中心に全業種が下落した。
 
個別では、東エレクや信越化、SUMCOなどの半導体株が下げ幅を広げている。ソフトバンクやファストリといった値がさ株が安い。村田製、任天堂、ソニーも軟調。三菱UFJ、みずほFGがさえない。コマツが値を下げた。
 
一方、トヨタがしっかり。ユニファミマやイオンが上昇。塩野義やヤマトHDも高い。
 
 
東証2部株価指数は前日比48.04ポイント安の7019.79ポイントと3日続落した。出来高5501万株。値上がり銘柄数は87、値下がり銘柄数は305となった。
 
個別では、ボーソー油脂、アスモ、リミックスポイント、スーパーバッグ、川岸工業など17銘柄が年初来安値を更新。チャーム・ケア・コーポレーション、キクカワエンタープライズ、ビットワングループ、FUJIKOH、ファーマフーズが売られた。
 
一方、ダイベア、NCS&Aが年初来高値を更新。アピックヤマダ、やまみ、ヨネックス、大盛工業、MRKホールディングスが買われた。

 
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