大幅安、米ハイテク株下落を嫌気
東京株式(前引け)=大幅安、米ハイテク株下落を嫌気

9日午前の日経平均株価は反落した。午前終値は前日比365円16銭安の2万2908円97銭だった。
前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が大幅安となり下げ止まらなかったことで、東京株式市場でも主力株をはじめリスク回避の売り圧力が強まり、大型株はほぼ全面安の展開となった。為替が円高基調にあることやアジア株安も足を引っ張り、日経平均株価は取引時間中としては8月28日以来となる2万3000円台割れとなった。
東エレクやアドテストなど半導体関連が大きく売られた。ナスダック総合株価指数の下落のあおりで、傘下のファンドを通じてナスダック市場に積極的に投資していたソフトバンクグループにも売りがかさみ、日経平均を70円近く押し下げた。「今後、米ハイテク株の調整がどこまで続くか見極めたい」との声が市場から聞かれた。
英製薬大手アストラゼネカが新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を一時中断することが報じられたほか、原油安もあって投資家のリスク許容度が低下。景気敏感株を含め、幅広い銘柄が売られた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆765億円、売買高は6億2097万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1854と、全体の85%を占めた。値上がりは248、変わらずは70銘柄だった。

業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、電気機器、輸送用機器、銀行業などが下落し、海運業だけが上昇した。
個別では、ソフトバンクGが大量の売りを浴びて大幅に5営業日続落した。ソニー、東エレクが売られ、ファストリ、ファナック、キーエンス、信越化も下げた。トヨタ、ホンダは下押し。KDDIが安く、NTT、NTTドコモも値下がりした。みずほFGの売りが厚く、三菱UFJ、三井住友も軟調。エムスリー、中外薬が安い。
半面、NECが買われ、日立は小幅に値上がりした。日本製鉄は強含んだ。郵船など海運株が高い。コナミHDや日立建機、東海カが上昇した。
東証2部株価指数は前日比50.50ポイント安の6324.19ポイントと4日続落した。
出来高7130万株。値上がり銘柄数は117、値下がり銘柄数は255となった。
個別では、フジコピアンが年初来安値を更新。北日本紡績、ロックペイント、田岡化学工業、GMOペパボ、ミズホメディーが売られた。
一方、日本鋳造がストップ高。アールエイジは一時ストップ高と値を飛ばした。ダイショー、ファーマフーズは年初来高値を更新。価値開発、SIG、インタートレード、アサヒ衛陶、加地テックが買われた。

9日午前の日経平均株価は反落した。午前終値は前日比365円16銭安の2万2908円97銭だった。
前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が大幅安となり下げ止まらなかったことで、東京株式市場でも主力株をはじめリスク回避の売り圧力が強まり、大型株はほぼ全面安の展開となった。為替が円高基調にあることやアジア株安も足を引っ張り、日経平均株価は取引時間中としては8月28日以来となる2万3000円台割れとなった。
東エレクやアドテストなど半導体関連が大きく売られた。ナスダック総合株価指数の下落のあおりで、傘下のファンドを通じてナスダック市場に積極的に投資していたソフトバンクグループにも売りがかさみ、日経平均を70円近く押し下げた。「今後、米ハイテク株の調整がどこまで続くか見極めたい」との声が市場から聞かれた。
英製薬大手アストラゼネカが新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を一時中断することが報じられたほか、原油安もあって投資家のリスク許容度が低下。景気敏感株を含め、幅広い銘柄が売られた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆765億円、売買高は6億2097万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1854と、全体の85%を占めた。値上がりは248、変わらずは70銘柄だった。

個別では、ソフトバンクGが大量の売りを浴びて大幅に5営業日続落した。ソニー、東エレクが売られ、ファストリ、ファナック、キーエンス、信越化も下げた。トヨタ、ホンダは下押し。KDDIが安く、NTT、NTTドコモも値下がりした。みずほFGの売りが厚く、三菱UFJ、三井住友も軟調。エムスリー、中外薬が安い。
半面、NECが買われ、日立は小幅に値上がりした。日本製鉄は強含んだ。郵船など海運株が高い。コナミHDや日立建機、東海カが上昇した。
東証2部株価指数は前日比50.50ポイント安の6324.19ポイントと4日続落した。
出来高7130万株。値上がり銘柄数は117、値下がり銘柄数は255となった。
個別では、フジコピアンが年初来安値を更新。北日本紡績、ロックペイント、田岡化学工業、GMOペパボ、ミズホメディーが売られた。
一方、日本鋳造がストップ高。アールエイジは一時ストップ高と値を飛ばした。ダイショー、ファーマフーズは年初来高値を更新。価値開発、SIG、インタートレード、アサヒ衛陶、加地テックが買われた。