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98円高と続伸、景気敏感に買い
東京株式(前引け)=98円高と続伸、景気敏感に買い
27日の日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比98円79銭高の2万7932円08銭だった。26日の米市場で主要3指数が最高値を更新したのを受け、出遅れ感の強い東京株式市場にも投資資金が流入している。上げ幅は200円を超える場面があった。
 
ただ、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、米国であすまでの日程で行われるFOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を見届けたいとの思惑もあり、買い一巡後は前引けにかけ2万8000円前後で伸び悩む展開となっている。
ソフトバンクグループが連日で年初来安値を更新したのに加え、楽天グループが大幅安となったのも市場心理を冷やす要因となった。
米国では27日に市場参加者の関心が高いアルファベット、アップル、マイクロソフトなど大手IT(情報技術)企業の決算発表を控える。27〜28日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されており、積極的な売買は手控えられた。
 
JPX日経インデックス400とTOPIXはいずれも続伸した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9587億円、売買高は4億5422万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1344、値下がりは715、変わらずは125銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、非鉄金属、鉄鋼、鉱業などが上昇。一方、医薬品、海運業、精密機器は下落した。
 
個別では、リクルート、ダイキン、TDK、アドテスト、京セラ、レーザーテックが高く、トヨタ自動車も堅調。任天堂、ソニーグループなどもしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買いが優勢。共立印刷、システムソフトなど低位株が商いを伴いながら値を飛ばしている。
 
半面、楽天グループが売られ、エムスリー、中外薬、エーザイも冴えない。HOYA、日東電工なども軟調。インソースは急落した。KIMOTOも大幅安。
 
東証2部株価指数は前日比4.13ポイント高の7801.20ポイントと3日続伸した。
出来高は1億1212万株。値上がり銘柄数は189、値下がり銘柄数は162となった。
 
個別では、ウィルが一時ストップ高と値を飛ばした。バイク王&カンパニー、アートスパークホールディングス、リバーホールディングス、黒田精工、三谷商事など7銘柄は年初来高値を更新。野崎印刷紙業、ぷらっとホーム、Abalance、ユニバンス、岡本工作機械製作所が買われた。
 
一方、FRACTALE、サイバーステップ、オーケーエム、ドリームベッドが年初来安値を更新。リミックスポイント、エリアリンク、ジー・スリーホールディングス、ゼット、大黒屋ホールディングスが売られた。
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