米ドル円は上値の重さを意識
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【為替】米ドル円は上値の重さを意識
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18日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は105円後半を中心とするレンジ内での推移となったものの、上値の重さが意識される展開となった。この日発表された米新規失業保険申請件数は86.1万件と、事前予想の77.0万件を上振れる悪化を示す内容に。さらに、前回データも79.3万件から84.8万件に改訂され、米国内雇用情勢の厳しい状況が浮き彫りとなった。米株価3指数が揃って下落する状況を眺めながらリスクオフムードの広がりとともにドルは軟弱な動意を余儀なくされた。
また、インフレよりも雇用情勢の正常化を重要視するような姿勢が窺われるFRBの緩和スタンス継続が意識されたこともドルの地合いを引き緩めた模様である。米ドル円の安値105.595円はNY時間帯で示現している。
テクニカル面において米ドル円は、5日移動平均線(105.714円)付近を試す状況にあり、引き続き同線がサポートとして機能するのか注目したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]