日経ジャスダック平均は続伸、見直し買いが優勢
【市況】ジャスダック市場(前引け)=日経ジャスダック平均は続伸、見直し買いが優勢
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日経ジャスダック平均株価は小幅ながら続伸した。前引けは前日比17銭高の3918円72銭だった。
外国為替市場で円安・ドル高が進み、日本企業の輸出採算が悪化するとの懸念が後退。新興株市場でも運用リスクをとる動きが広がり、見直し買いが優勢となった。
ただ、小安い場面もあった。
市場では「海外投資家がここ数日に中小型株投信を解約しているとの観測がでている」。海外勢の動向を注視したいとのムードがあり、買い手控えにつながっている面がある。
ジャスダック市場の売買代金は概算で308億円、売買高は5181万株だった。
値上がり銘柄数は331、値下がり銘柄数は280となった。
個別では、小田原機器がストップ高。シベール、佐藤食品工業、銚子丸、ネクスグループ、サンデーなど8銘柄は年初来高値を更新。
株主優待制度の導入を発表したクロスフォーの値上がりが目立った。ベクター、アサカ理研、アエリア、ヴィスコ・テクノロジーズなどが買われた。
一方、麻生フオームクリート、ナカボーテック、シダー、ACKグループ、ラクオリア創薬など9銘柄が年初来安値を更新。サカイホールディングス、ディーエムソリューションズ、シーズメン、伊豆シャボテンリゾート、IGポートが売られた。