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波乱含みの展開か。

波乱含みの展開か。
 
 
日経平均(2万1258円、204円安)は米国株高を好感できず案外の動きとなったが、5日線(2万1230円、21日時点、以下同じ)や26週線(2万1062円)は上回って終えた。
週間では3週連続で上昇している。
米国とイランの緊張が高まっている点は注視しておく必要があるが、ハイテク株などは調整が進んで下げ余地が限定的となっている可能性があり、冷静に状況を見極めたい局面。
 
 
今週は堅調となった。週半ばまではFOMCを前に様子見姿勢が強い地合いとなったが、ドラギECB総裁が追加の刺激策の可能性を示唆したことに加え、米中首脳会談が実現するとの期待が高まったことから、19日の日経平均は300円を超える大幅上昇。さらに、FOMCを受けて米国の年内利下げの期待が高まったことから、一段高で節目の2万1500円に迫った。
為替市場でドル安・円高が進行したことは日本株の上値を抑えた。週末にかけては、米国とイランの軍事的緊張が高まり大きく売られる場面もあったが、週間ではプラスを確保した。日経平均は週間では141円の上昇となり、週足では3週連続で陽線を形成した。
 
 
来週は波乱含みの展開か。
来週の最大の注目点は28〜29日のG20大阪サミットが開催される。この近辺で米中首脳会談が実現するとみられており、交渉に進展が見られるかが注目される。
 
ただその分、G20前は売買自体が手控えられるだろう。
円高進行や米国とイランの対立など警戒材料もあり、首脳会談前にはリスク回避の売りが出てくる展開も想定される。
一方、利下げ期待から米国株に強い動きが見られる点は下支え要因となる。月末で米国の指標発表も多いが、現状では指標が悪ければ利下げ期待が高まり、米国株の上昇をサポートする展開が期待できる。米中関連のニュースや為替、債券をにらみながら神経質な地合いが続くとみるが、崩れれば米国の7月利下げが意識されることから、下はあっても一時的と考える。
 
来週は2万1500円を早々に超えられるかが注目点となるだろう。21日の高値が2万1497円で、これを抜くのに時間がかかるようだと、上では戻り売りが出やすくなると考える。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
 
21790.05  均衡表雲下限(週足)
21705.77  ボリンジャー:+1σ(26週)
21672.22  200日移動平均線
21582.98  ボリンジャー:+2σ(25日)
21557.19  均衡表雲上限(日足)
21514.08  均衡表雲下限(日足)
21428.70  75日移動平均線
21426.47  13週移動平均線
21326.28  均衡表転換線(週足)
21314.28  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
21258.64  ★日経平均株価21日終値
 
21211.50  6日移動平均線
21211.01  均衡表転換線(日足)
21134.42   新値三本足陰転値
21062.05  26週移動平均線
21045.58  25日移動平均線
20949.68  ボリンジャー:-1σ(13週)
20893.73  均衡表基準線(日足)
20776.87  ボリンジャー:-1σ(25日)
20655.75  均衡表基準線(週足)
20508.17  ボリンジャー:-2σ(25日)
20472.89  ボリンジャー:-2σ(13週)
20418.32  ボリンジャー:-1σ(26週)
20239.47  ボリンジャー:-3σ(25日)
19996.10  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
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