軟調展開か
【オープニングコメント】 軟調展開か |
8日の東京株式市場は、軟調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円−2万7800円を想定。(7日終値2万7686円40銭)
NYダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は1ドル高の33597ドルで取引を終えた。
日経平均株価はきのう7日、軟調な展開だったことや、現地7日の米国株式市場で上値が重かったことなどから、売り先行となりそう。
ここ数日の日本株は弱い米国株に対して耐性を示していたが、しびれを切らした売りが優勢になると予想する。あす9日には米11月生産者物価指数の発表があり、これへの警戒から上がりづらく下がりやすい地合いが続くだろう。
手がかり材料に欠けるなか、引き続き、75日移動平均線(7日時点で2万7603円)が意識されそう。
また、時間外取引での米株価指数先物や、中国・上海市場での値動きに左右される場面も想定されるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の半ば(7日は137円41−44銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の半ば(同143円73−77銭)ともみ合い。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比75円安の2万7585円だった。
【好材料銘柄】
■アイル <3854>
8-10月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。また、企業やネットショップ、実店舗のバックヤードを支援する業界初のバックヤードプラットフォーム「BACKYARD」を開始。
■光ビジネスフォーム <3948>
今期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
■スマレジ <4431>
各種クラウドサービスの利用料金を23年1月から引き上げる。
■ナ・デックス <7435>
上期経常は42%増益で上振れ着地。
■クロップス <9428>
KDDI <9433> と資本業務提携。KDDIを引受先とする第三者割当による自己株処分などを通じ、KDDIは議決権所有割合20.32%の第2位株主となる。
【主な経済指標・スケジュール】
8(木)
【国内】
7-9月期GDP確定値(8:50)
11月都心オフィス空室率(11:00)
11月景気ウォッチャー調査(14:00)
5年国債入札
《決算発表》
積水ハウス、泉州電、テンポスHD、アイモバイル、スバル興、Bガレージ、ミライアル、アルトナー、アルチザ
【海外】
《米決算発表》
コストコ・ホールセール、ブロードコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。