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もみ合い展開か

もみ合い展開か

17日の日経平均株価は続伸。107円69銭高の2万6014円62銭(出来高概算13億7344万株)で取引を終えた。
バイオ製薬のモデルナは開発中の新型コロナウイルスワクチンの大規模な第3治験で94.5%の有効性が確認されたとの暫定分析結果を発表。これを材料視した米国市場の流れを受けて、2万6000円を回復して始まった。
ただし、連日の上昇によって高値警戒感も高まる中、寄り付き直後につけた2万6057円30銭を高値にその後はこう着感の強い展開となり、前引け間際には下げに転じる場面もみられた。しかし、良好な需給状況において押し目買い意欲は強く、こう着ながらも後場はプラス圏での推移が続いており、終値で2万6000円を回復している。
 
明日18日の日経平均株価は、強弱感対立か。米バイオ製薬企業のモデルナが16日、新型コロナウイルスワクチンの臨床試験の初期データで94.5%の有効性が確認されたと発表。数週間のうちにFDA(米食品医薬品局)に緊急使用許可の申請を行うとし、NYダウが最高値を更新するとともに、17日の日本株高につながった。ワクチン実用化期待から景気正常化への道筋が想定され、相場の下支え要因として引き続き意識されよう。
 
ただし、「いつ調整が来てもおかしくない」との見方は広がっている。日経平均株価は10月30日の直近安値(2万2977円)から短期間で3000円超の大幅高を演じた。外部要因に変調があれ、反動安リスクにつながりかねず、過熱感への警戒は怠れないと言えよう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
 
26764.98  ボリンジャー:+3σ(25日)
26483.15  ボリンジャー:+3σ(13週)
 
26014.62  ★日経平均株価17日終値
 
25929.69  ボリンジャー:+3σ(26週)
25870.88  ボリンジャー:+2σ(25日)
25561.57  ボリンジャー:+2σ(13週)
25513.92  6日移動平均線
25349.60   新値三本足陰転値
24987.38  ボリンジャー:+2σ(26週)
24976.78  ボリンジャー:+1σ(25日)
24907.04  均衡表転換線(日足)
24639.98  ボリンジャー:+1σ(13週)
24502.89  均衡表転換線(週足)
24502.89  均衡表基準線(日足)
24082.69  25日移動平均線
24045.08  ボリンジャー:+1σ(26週)
23718.40  13週移動平均線
23433.24  75日移動平均線
 
 
前日に続いて終値とザラ場高値はバブル崩壊後の最高値を更新した。ローソク足は寄り引けほぼ同値で短い上ヒゲと長い下ヒゲを伴う「トンボ」状で終了。高値圏でのトンボ示現だけに反落リスクの増大が警戒される。25日線との上方乖離率は昨日と同じ8.02%で高止まり。RSI(14日ベース)は83.13%(昨日82.45%)とさらに上昇し、過熱感が強まった。しかし、一目均衡表の基準線とその上を走る転換線が上向きをキープしているほか、25日線や26週線など主要な移動平均線がいずれも上向いており、大勢では強い上昇トレンド継続が予想される。
 
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