兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
274円安、スピード調整で売り優勢
東京株式(前引け)=274円安、スピード調整で売り優勢
 
13日午前の日経平均株価は反落した。前日比274円96銭安の2万5245円92銭で終えた。
新型コロナウイルス「第3波」への警戒感が高まるなか、売りが先行する展開となっている。NYダウが続落したほか、日経平均は前日までの8営業日で日経平均は2500円超上げており、高値警戒から利益を確定するための売りも出やすかった。為替相場は1ドル=104円90銭前後へ円高が進行していることも嫌気されている。
 
12日の米国株式市場で景気敏感株を中心に売りが優勢になった流れが続き、陸運や空運、ゴムや不動産など景気に左右されやすい業種の下げが目立った。
 
日経平均株価は25日移動平均線からのかい離率が5%を超え、スピード調整が起きやすいタイミングにある。大手証券関係者は「海外勢が目先の利益確定に動いている」と指摘していた。
東証1部の値下がり銘柄数は1904と約9割に上った。ここ数日の上げが急ピッチだったほか、週末とあって買い持ち高を調整する動きも出た。「業績が上向きな企業が少なくないため、日経平均がこの水準から一段と下がる余地は大きくないだろう」とみていた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3971億円、売買高は6億7298万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は230だった。
 
 
業種別株価指数(全33業種)は全て下落した。不動産業、ゴム製品、空運業の下落が目立った。
 
個別銘柄では、住友不、三井不、菱地所や東急不HDなど不動産の下落が目立った。ANAHDやJR東海、JR西日本、JR東日本も安かった。ANAが大幅安。トヨタ、ホンダ、ソフトバンクG、KDDI、リクルートHD、三菱UFJ、ファナック、キーエンス、日本電産、ブリヂストンが値を下げた。
一方、ブイキューブが大幅高。日産自は逆行高。ファストリ、エムスリー、エプソンが買われた。ソニー、任天堂、東エレク、日産自が値を上げた。
 

東証2部株価指数は前日比44.25ポイント安の6273.21ポイントと3日ぶり反落した。
出来高9757万株。値上がり銘柄数は122、値下がり銘柄数は269となった。
 
個別では、東京ソワール、ラピーヌが年初来安値を更新。キョウデン、アートスパークホールディングス、恵和、ツインバード工業、Jトラストは値下がり率上位に売られた。
 
一方、新内外綿がストップ高。川本産業は一時ストップ高と値を飛ばした。STIフードホールディングス、田岡化学工業、本州化学工業、TVE、三谷商事など7銘柄は年初来高値を更新。北日本紡績、SIG、オーミケンシ、ヒラノテクシード、大日本コンサルタントが買われた。
???????
a